【DIY】床の間をおしゃれリフォームしてワークデスク化してみた

「床の間を有効活用したいなあ」

「コロナで在宅ワークが増えたから、床の間をデスクにしたいなあ」

この記事ではそんな悩みを解決します。

こんにちは。

築43年の中古住宅をDIYでリノベーションしているサクオ(@diy-reno1)です。

今回はこの元床の間をDIYでワークデスク化してみます。

元々はこうしたクラシックな床の間だったのですが、
様々な工程を経て、ようやくモダンな形になってきました。

DIYでこの床の間をリフォームします。

DIYでのリノベーションを計画していた時は、
テレビかソファーを置くことを考えました。

しかし、コロナの影響で在宅ワークをすることが多くなったので、
思い切ってデスク空間にすることにしました。

床の間リフォームの歩み

今回の床の間デスク化に至るまでのプロセスを紹介します。

①床の間の撤去

②撤去した床の間をフラットにする

③電気工事で照明、スイッチ、コンセントを設置する。

④横の砂壁に構造板を貼り付ける

⑤壁にシーラーを塗って、漆喰の下地を作る。

⑥漆喰を自分で練って塗る。

⑦床の間正面の壁には自分で着色した漆喰を塗り、
更にウッドパネルを自作して貼りました。

こうした過程を経て、ようやくこの段階です。

デスクの備え付けに必要なもの

ここまで来てしまえば、デスクの取り付けはそこまで難しくありません。

必要なもの:

  • デスクの天板
  • ツーバイフォー材
  • 水平器
  • ビス

デスクの天板以外はホームセンターで手に入ります。

水平器とはこんなもので、デスクを水平に設置するのに必要です。

問題なのはデスクの天板ですね。

天板を買う

天板を買うとなると、一番簡単なのはホームセンターで集成材を買う方法。

サブロクサイズ(1820mm×910mm)で7000円前後だった記憶があります。

買ってしまえば、あとは丸ノコで自分で切るか、
ホームセンターのカットサービスを使いましょう。

他にはネットで指定した寸法通りにオーダーする方法もありますね。

お店によっては木材の種類を選んだりできるので、
ホームセンターよりは色々あります。

ただし送料がネック。

天板を手に入れる裏技

ホームセンターにしろネットにしろ、
手に入る天板は未塗装なので、塗装という手間が発生します。

これが面倒なら、ある裏技を紹介します。

それは、ニトリやイケアでデスクを買って、天板だけを分解して使うという荒業。

これなら、面倒な塗装もいりません。

分解する手間>塗装する手間かも?

天板を自作する

既製品のアレンジではどうしてもテイストが合わない、
予算オーバーとなるなら自作もありです。

ホームセンターなどで安価なSPF材をこうして繋げば、
デスクの天板も自作できます。

私が使用する天板

私が実際に取り付けるデスクの天板はこちら。

パインのデスク天板をDIYで床の間に設置します。在宅ワーク用の空間を作ります。

友人宅でデスクとして使われていたパインの集成材です。

パインは新品だと白いのですが、経年変化で飴色になっています。

コンセントを後ろから通せるように、
コの字型の既に切り込みを入れてあります。

コの字型に切り込みを入れる方法はこちらにまとめました。

当初はこの天板に脚をつけようかと考えましたが、
思い切ってスタイリッシュに備え付ける方向でいきます。

デスクの高さの決め方

さて、この天板をこの元床の間ぶデーンッ!と設置するわけですが、
完成時の高さを考える必要があります。

そこで身長と用途に合わせて、デスク高さを算出してくれるのがこちら。

机の高さと椅子の座面の高さの関連性 | Bauhütte®
机の高さと、椅子の座面の高さの関連性・椅子の選び方の紹介ページです。

身長170cm、タイピングが中心の私だと、ぴったりなサイズは68cm。

小せえ!!

あとはテーブルの厚み、まだ貼っていないフローリングの厚みを計算して、
この68cmを目指します。

デスク天板の支えを壁に取り付ける

この床の間にデスク天板を取り付けるには、
ホームセンターで買えるツーバイフォー材を使います。

ツーバイフォー材を壁に固定し、その上に天板を乗せるだけです。

まずはツーバイフォー材を丸ノコや手ノコでカットします。

あとはお好みのステインやペンキなどで塗装。

私は我が家の柱の色と一致するアサヒペンの水性オイルステイン(オーク)
を使用します。

塗れたら、68cmの高さになるように固定。

この時、奥行方向と横幅方向に水平を取ることを忘れずに。

和室の砂壁にはビスが効かないので、

柱や下地にビスを必ず打ち込み、ツーバイフォー材をがっちり固定しましょう。

下地に関してはこちらの記事にまとめました。

横幅方向には長めの板を渡して水平をとります。

デスク天板を設置する

ツーバイフォー材を壁に固定できたら、
次は天板の設置に入ります。

まず丸ノコで天板を切ります。

壁の歪みに合わせて、斜めに切りました。

壁のどうしの間隔ジャストサイズで切ってしまうと、
はめられないので、4mmほど小さく切ります。

切り出したら、こんな感じで斜めにして乗せます。

床の間にデスク天板をはめ込んで、ワークデスク空間に作り変えます。

天板は結構重いので、男二人で慎重に行います。

天板が大きすぎると壁に引っかかるので、
カンナやペーパーで調整しましょう。

2mmほど隙間が開きました。

これ以上、隙間を狭くすると、天板がはまらなくなるので、
このあたりが妥協点ですね。

どうしても隙間が気になるなら、こうした棒をホームセンターで手に入れて、
隙間を隠す方法もあります。

ちなみに、こうした棒を摺り棒ずりぼうといい、
これで隙間を隠すことを、雑巾摺りぞうきんずりと呼びます。

プロが備え付け家具を作る時は、家具を取り付けてから壁を仕上げるので、
隙間を作ることなく仕上げることができます。

最後に無垢フローリングと巾木を取り付けたら完成です。

フローリングについてはこちらにまとめてあります。

完成

というわけで完成しました!

ご覧ください!この在宅ワークコーナーを!

【DIY】中古住宅の床の間をリノベーションして、モダンな在宅ワーク用空間として活用します。

横幅が175cmくらいあるので、スペースにかなり余裕があります。

床の間を在宅ワーク用の空間として活用するために、DIYでリフォームしてみました。

部屋のメイン部分と同じく、天井には無垢のパイン材を貼ってあります。

床の間の天井をDIYでモダンな雰囲気に作り変えてみました。

メイン部分の照明と同様に、
こちらもオーデリックのスポットライトを採用しています。

この照明のスイッチがデスク横のこちら。

床の間に照明とスイッチを増設してみました。

素早くオンオフ切り替えることで、昼光色⇔電球色の変更も可能です。

デスク下はこんな感じです。

デスク背後とデスク横でコンセントを全8穴に増設してあります。

床の間を活用するために、コンセントを増設しました。

8穴あれば、ディスプレイ×2、PC本体、プリンター、テーブルランプを接続して、
更に机上のスマホ充電コーナー設置しても余力があります。

フローリングはオークの無垢材を採用。
自分で塗装した巾木も取り付けました。

床の間をDIYでリフォームして、オークの無垢フローリングを貼ってみました。

我ながらかなり満足な仕上がりです。

今回はワークデスクに作り変えて活用しますが、
デスクでなくても、テレビコーナーにしたりソファーを置いたりと、
他の方法にも応用は可能です。

床の間の活用には可能性がありますね。

まとめ

  • デスクの天板を買うか自作する。
  • デスクの高さを事前に計算しておく。
  • 下地を確認しながら、壁に天板の支えを取り付ける。
  • 支えは奥方向と横方向に水平をとっておく。
  • 天板を斜めにしながら設置する。

というわけで今回は床の間のワークデスク化についてでした。

これで椅子さえあれば、デスクとして稼働させることが可能ですが、
それだけで終わりではありません。

この空間の素晴らしさはその拡張性にあります。

両脇の壁は下地として使える12mm厚の構造板を使っているので、
後で何でも固定することが可能です。

つまり、画鋲で差すのはもちろん、
棚でも何でも取り付けることができます。

デスク下に引き出しを付け加えることもできるし、
天板に穴をあけてUSB充電コーナーだって増設可能です。

つまり、まだまだ完成ではありません。

今後、ここは私と一緒に成長していくデスクコーナーでもあるのです。

これからが楽しみですね。

ちゃんちゃん

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