「和室の襖をオシャレなデザインにしたいなあ」
この記事はそんな方に向けて書いています。
こんにちは。
築43年の中古住宅をDIYでリノベーションしているサクオ(@diy-reno1)です。
和室の襖ってちょっと地味なイメージがあって、
貼り替えるにも難しい印象があります。
しかし、最近はモダンでオシャレな襖紙が出てきており、
あらかじめ糊がついたものも多いので、DIYでの貼り替えも難しくありません。
というわけで、今回はこちらの押入れの戸に襖紙を貼って、
オシャレにリメイクしてみます。
押入れの古びた戸が衝撃の大変身を遂げますよ〜
ちなみに、前回はこの押入れの隣に、
オシャレな備え付けデスクを自作しました。
そもそも襖とは?
和室の襖と言っても、本襖と戸襖の2種類があります。
本襖とは?
本襖というとこんなイメージです。
よく和室にあるイメージの襖ですね。
これは格子状に組まれた細い木の上に、
和紙を何枚も貼り付けた構造になっています。
非常に軽くて、開け閉めが楽ですが、強度は高くありません。
戸襖とは?
本襖に対して、戸襖はこんなイメージです。
本襖が和室どうしを区切るのに使われるのに対し、
戸襖は和室と洋室を区切るのに用いられます。
今回、私がDIYでオシャレに作り変える襖も戸襖です。
戸襖は強度がある下地材の上にベニヤを貼った構造をしています。
その分重いですが、本襖より丈夫。
戸襖には更にダンボール襖と発泡襖があります。
軽いのに、叩くと鈍い音がします。
釘が打てないので引手(取手のこと)の取り付けには注意が必要です。
襖紙の種類
襖紙にも、これまた色々と種類があります。
裏紙のついたシール状のもの、アイロンで圧着させるもの、
水を塗ってから貼るもの、自分で糊付けするものと様々です。
シールタイプはその名の通り、裏側の紙を剥がしてペタッとするだけなので、
この中では最も簡単ですね。
もっとも、貼るだけといっても、
シワなく綺麗に貼るにはブラシやヘラが必要です。
後述しますが、必ずしも襖紙である必要はりません。
壁紙を貼るのも全然OKです。
襖紙の選び方
基本的にはデザイン&貼り方の種類によって決めればOKです。
賃貸の場合は後から剥がせるタイプのものがオススメ。
小さな子どもがいる場合は汚れに強いものを選ぶのもありです。
というわけで、私が選んだのはこちら。
めっちゃかっけえええええええ!
と気づいたらポチっていました。
楽天で3300円なり!
実は私、ミレニアム・ファルコンに乗るために、
ロサンゼルスのディズニーランドまで行くくらいスターウォーズ好きなのです。
完全にデザインファーストで選んだので、
ちょっと面倒な水貼りタイプです。
オシャレ狙いというより、完全に個人の趣味ですねw
まあ水さえ塗ってしまえば、残りの手間はシールタイプと変わらないので、
これは問題ありません。
襖をDIYで貼るのに必要なもの
襖紙をDIYで貼るのに必要なものは、
壁紙を貼りに使うツールと同じです。
- 襖紙か壁紙
- なでバケ
- ヘラ
- ローラー
- よく切れるカッター
- (水貼りの場合はスポンジ)
ぶっちゃけ、襖紙や壁紙のシワを伸ばせて、隅もちゃんと圧着させられて、
はみ出した部分を綺麗に切れれば何でもOKです。
引手を取り外す
襖や戸の取手の部分を引手と呼びます。
本襖だと丸い形をしていますね。
まずはこうした引手を取り外します。
マイナスドライバーを端にねじ込んで、
金槌でトントン叩きます。
これを複数箇所やれば剥ぎ取ることができます。
残った釘はペンチで抜き取るか、
無理なら奥にねじ込んでしまいましょう。
本襖の丸形も要領は同じです。
元から付いていた引手は歪んでぐちゃぐちゃになってしまったので、
買い直しですね。
引手は安いもので1つ100円もしないので、ここは気にしません。
あとは襖の表面を綺麗にしておきましょう。
表面に埃やゴミが残っていると糊が綺麗に付きません。
DIYで襖紙を貼る方法
襖紙の貼り方はもうこれでOKです!(投げやり)
私の場合は、水貼りタイプで、襖は戸襖ですが、
これも要領は同じです。
水貼りタイプはスポンジを使って水を塗っていきます。
湿ったスポンジを通過させるだけでは水がつかないので、
ベチャベチャと水を伸ばしていく感じです。
水がついていないと当然ながら糊が機能しません。
水を全面につけたら、いよいよ襖に貼っていきます。
最初に置く辺はあらかじめカッターで直線に切ってあります。
戸の端と切った紙の端を合わせて置いたら、
真ん中を上から下に30~50cm、続いて真ん中から左右、
という順番で、なでバケを動かして貼り付けていきます。
シワになる箇所は一度持ち上げたり、
刷毛やローラーで伸ばしたりしながら調整します。
ヨーダ様のお顔も失礼します。
引手の部分はカッターで切り込んで、
内側に押し込んでおきます。
内側に紙が残っていても、
あとで新しい引手を取り付ければ隠せるので大丈夫です。
貼り付けることができたら、はみ出した部分をカッターで切っていきます。
本襖の場合は長い定規や地ベラをあてますが、
戸襖の場合はカッターを寝かせるようにして切っていきます。
ただこれでは紙側面の白い部分が気になるので、
黒のマスキングテープを貼ってみます。
マットで高級感のある仕上がりです。
マスキングテープとはいえ、
結構しっかりひっついてくれます。
使用したのはこちらのマスキングテープ。
ちゃんと接着できるのに、綺麗にはがせて、綺麗なマット仕上がりの黒。
黒のマスキングテープはこれ一択です。
完成
というわけで完成しました。
もともとはこの状態でしたが、
こうなりました!
かっけえええええええええ!!!!!!
ヨーダ様もベイダー様もカッコよすぎるでしょこれ!!
この襖紙をデザインした人、ほんとに素晴らしいセンスです。
部屋の雰囲気に合ってオシャレ!
かどうかは分かりませんが、
まあ自分の自宅兼オフィスですからね。
我ながらよくここまでDIYで作ったと思う。
天井のパイン材もよく映えます。
早速、アメリカ人の来客があったので、
この部屋と襖を見てもらったら
“Oh My God!!!!! What’s the fuck!!!!! So sick!!!!!”
というコメントを頂きました。
訳すと「超やべえ!!!!!」です!
まとめ
- 襖には本襖と戸襖がある
- 襖紙でもモダンなデザインで貼りやすいものも多い
- 襖紙でなくても壁紙でも可
- 引手を外して、表面を綺麗にする
- シワができないように紙を貼る
- はみ出した分をカッターで切る
- 引手を付ける
- 端が気になる場合はマスキングテープで隠す
というわけで、今回は押入れの戸襖に襖紙をDIYで貼って、
オシャレに作り変えてみました。
半日でできたので、和室の雰囲気を手早く変えたい方におすすめです。
今回はちょっとぶっ飛んだデザインの襖紙でしたが、この部屋の障子戸には、日本三大和紙の一つに数えられ、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている美濃和紙を貼りました。
障子の貼り替えについてはこちら!
今週末にはいよいよ薪ストーブが届く!よし!
そんな次回はこちら!
ちゃんちゃん
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