「無垢フローリングを綺麗に塗装したいけど、どうしたいいの?」
今回はこんな悩みを解決します。
こんにちは。
築43年の中古住宅をDIYでリノベーションしているサクオ(@diy-reno1)です。
今回はDIYで貼った無垢フローリングを綺麗に塗装する方法を解説します。
当ブログではこれまでに、DIYでの無垢フローリング貼りと、
フローリング用塗料の比較をしました。
オスモカラーとアウロオイルの比較はこちら。
さて、今回フローリングを塗るのはこの空間。
オーク、メープル、クリの広葉樹3種をモザイク貼りしてあります。
塗料には上記の比較記事でも取り扱った
オスモカラーのフロアークリアー#3062を使用します。
そもそもオスモとは?
オスモとは、ドイツのOSMO&EDEL社で作られている
植物ベースの塗料です。
化学物質を一切含まず、食品と同レベルの安全性を誇り、
小さな子どもがいる家庭でも安心して使うことができます。
木の表面に膜を作らないので、木が持つ本来の調湿機能を発揮させることが可能。
日本はもちろん、世界中で使われています。
私も多くのプロの方に勧められました。
フローリング塗装に必要なもの
オスモのフロアクリアー#3062
オスモのフローリング用は2度塗り仕様で、
1回塗るごとに12時間の乾燥が必要です。
サイズには750mlと2.5Lがあります。
私は2.5L缶を買いましたが、18帖を二度塗りしても、
1Lしか使わずに済みました。
750mlなら、13.5帖を二度塗りできる計算ですね。
つや消し以外に、ツヤが出る3分ツヤタイプや、
3~4時間で乾くエクスプレスタイプがあります。
コテバケ
まず必要なのがコテバケ。
刷毛やローラーよりもムラなく塗れます。
150mmと200mmがあって、200mmの方が楽でおすすめ。
INNOVAのものなら、刷毛部分のスペアも売っているので、
使いまわしも可能です。
高いオスモカラー純正のもありますが、正直、安価なこれで十分です。
スポンジブラシ
コテバケは隅の細かいところは塗れないので、
細かい箇所はスポンジブラシを使います。
受け皿
塗装用の受け皿も必須アイテムです。
コテバケにオイルを染み込ませたり、
余分なオイルを絞ったりと重宝します。
養生テープ
柱や壁下部などの養生に使います。
床に貼る場合は、テープの糊が移ってしまわないように注意。
180番〜240番のサンディングペーパー
サンディングペーパーは塗る前の下地調整に必要です。
私のフローリング材は既に結構なめらかだったので、
240番を使いました。
フローリング材表面に汚れがあるなら、120番もあった方がベター。
汚れを磨き落とすのに使えます。
サンダー
サンディングは手でもできますが、めちゃくちゃ大変なので、
電動のサンダーに、サンディングペーパーを付けて使います。
これならリビングダイニングといった広い空間も、
短時間でサンディングできます。
サンディングで下地調整
床を塗るにはまず、サンディングペーパーで下地を調整します。
サンダーに180番〜240番のペーパーを取り付けたら、
ブイーンと一気にいきます。
木目に沿ってサンダーを動かすのがポイントです。
隅の方は手でペーパーをかけます。
なんと!この日はTwitterのフォロワーさんが、
わざわざ遠方からお手伝いに駆けつけてくれました。
もちろん、この日が初対面。
DIY初心者の方だったので、丸ノコやインパクトドライバーの使い方を教えて、
素人では滅多に見ることがない無垢フローリング貼りまで体験してもらいました。
もちろん、サンディングも手伝ってもらいました。
本当にありがたいです。
18帖分という広めの面積ですが、
サンダーを使ったら半日〜1日でできました。
汚れを取り除く
フローリングを貼っている途中で、
こうしたボンド汚れがついてしまいました。
これもオスモを塗る前の下地調整で取り除きます。
やり方は簡単。120番のペーパーをかけてから、
240番のペーパーでOK。
綺麗になりました。
安い合板フローリングではこの方法は使えません。
汚れを削って落とせるのは、無垢材ならではのメリットですね。
オスモで無垢フローリングを塗る
オスモを塗る直前の準備
下地調整ができたら、次は掃除と養生です。
掃除機で埃や木くずを取り除きます。
掃除機は引く時にゴミを吸い取ってくれるので、
引きながら掃除しましょう。
ここで柱や壁下部の養生もやってしまいましょう!
オイルが飛び散るようなことはよっぽどないので、
養生は下部だけで十分です。
オスモを塗る
いよいよ塗りに入っていきます。
缶を開けたら、必ずオイルを混ぜます。
軽く混ぜたら、オイルを受け皿に移します。
オスモは薄塗りが基本です!
コテバケを少しだけオイルにつけたら、
かならず受け皿に押さえつけるようにして絞ってから、
床にコテバケを当てるようにしましょう。
木目に沿ってコテバケを動かし、オイルを乗せるというよりも、
刷り込むようにするのが上手に塗るコツです。
あとは部屋の奥から出口に向かって塗って行きます。
塗ったはいいけど、部屋から出られないなんて洒落になりません笑
くどいようですが、必ず薄塗りです。
分厚いとネチャネチャになったり、バリが出たりします。
奥が塗った箇所、手前が塗っていない箇所です。
塗った箇所は綺麗に水で塗れたような色が出てきました。
この時、比較用に付けたこの養生テープですが、
なぜか糊が床に残ってしまい、再度サンディングする羽目になりました笑
塗った直後はこうしてツヤがありますが、
乾けばマットな仕上がりになります。
こうやって見ると、次回はツヤありも良さそうですね。
一度塗ったら、12時間乾かしてから、二度目を塗ります。
二度目も要領は一度目と一緒。
一度目の後、二度目の後などのサンディングや塗料の拭き取りは不要です。
仕上がり
というわけで、二度塗りが終わりました。
ご覧ください!この仕上がりを!
広葉樹ならではの力強い木目が素晴らしい!
ゴージャス!
友人の大工さんが遊びに来た時は
「よだれが出そうな仕上がりですね!」
というお褒めの言葉を頂きました。笑
ビフォーアフター
せっかくなのでビフォーアフターも作ってみました!
ビフォー
アフター
ビフォー
アフター
いやいや、オスモすげーわ!
オスモカラーの防水性
前回の記事で既に実験済みですが、
このフローリングでも一応、防水テストをやってみました。
水をこぼして、20分放置します。
20分経って拭き取っても、水滴の跡は全くありません。
水滴がコロコロと転がるように動いていたので、
防水性は十分です。
かかったコスト
私が18帖分を塗ってかかったコストがこちら。
- オスモ フロアークリアー#3062 2.5L : 18000円
- コテバケ:1000円
- スポンジブラシ:100円
- サンディングペーパー:100円
- 養生テープ:200円
- 受け皿:500円
合計:19900円
サンダーは前からDIY用に持っているので、
カウントしていません。
オスモは2.5L缶を買いましたが、18帖を二度塗りで1Lしか使わなかったので、
6000円の750ml缶×2だったら、13900円でいけましたね。
約1L(7200円分)で18帖を二度塗りできたというと、
平米あたり242円の計算です。
オスモは高いように感じますが、これは抜群のコスパ。
だって、前回の比較で使ったAUROオイルは、
一番安いタイプでも平米320円(カタログ値)ですからね。
余ったオイルで、2年後の上塗りもいけそうです。
まとめ
- 塗りにはコテバケを使う
- 下地調整、養生、掃除をしっかり行う
- 塗りは薄く!
- コテバケは木目に沿って動かす
- 一度塗りの後は12時間乾燥させて二度目を塗る
- 塗った後の拭き取りやサンディングは不要
- オスモは抜群のコスパ
というわけで、今回はオスモカラーのフロアークリアーを
無垢フローリングに塗ってみました。
結論を言うと、やっぱりオスモカラーは最強です。
私の知り合いのプロやフォロワーの方が、
みんな口を揃えて、オスモ一択という理由が分かりました。
コスパ、防水性、見た目の美しさ、伸びの良さ、臭いの少なさ、自然素材と
全てにおいてバランスが取れています。
フローリングの塗装はもうこれ一択でしょう。
ちゃんちゃん
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