「無垢フローリングを綺麗に塗装したいけど、どうしたいいの?」
今回はこんな悩みを解決します。
こんにちは。
築43年の中古住宅をDIYでリノベーションしているサクオ(@diy-reno1)です。
今回はDIYで貼った無垢フローリングを綺麗に塗装する方法を解説します。
![DIYで貼った無垢フローリングを、オスモのフロアークリアーで塗装します。](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/06/7W6A4157-1024x683.jpg)
当ブログではこれまでに、DIYでの無垢フローリング貼りと、
フローリング用塗料の比較をしました。
オスモカラーとアウロオイルの比較はこちら。
さて、今回フローリングを塗るのはこの空間。
![この無垢フローリングをオスモのフロアークリア#3062で塗装します。](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/06/7W6A4114-1024x683.jpg)
オーク、メープル、クリの広葉樹3種をモザイク貼りしてあります。
塗料には上記の比較記事でも取り扱った
オスモカラーのフロアークリアー#3062を使用します。
そもそもオスモとは?
![そもそも、オスモって何?](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_2803-768x1024.jpeg)
オスモとは、ドイツのOSMO&EDEL社で作られている
植物ベースの塗料です。
化学物質を一切含まず、食品と同レベルの安全性を誇り、
小さな子どもがいる家庭でも安心して使うことができます。
木の表面に膜を作らないので、木が持つ本来の調湿機能を発揮させることが可能。
日本はもちろん、世界中で使われています。
私も多くのプロの方に勧められました。
フローリング塗装に必要なもの
オスモのフロアクリアー#3062
オスモのフローリング用は2度塗り仕様で、
1回塗るごとに12時間の乾燥が必要です。
サイズには750mlと2.5Lがあります。
私は2.5L缶を買いましたが、18帖を二度塗りしても、
1Lしか使わずに済みました。
750mlなら、13.5帖を二度塗りできる計算ですね。
つや消し以外に、ツヤが出る3分ツヤタイプや、
3~4時間で乾くエクスプレスタイプがあります。
コテバケ
まず必要なのがコテバケ。
刷毛やローラーよりもムラなく塗れます。
150mmと200mmがあって、200mmの方が楽でおすすめ。
INNOVAのものなら、刷毛部分のスペアも売っているので、
使いまわしも可能です。
高いオスモカラー純正のもありますが、正直、安価なこれで十分です。
スポンジブラシ
コテバケは隅の細かいところは塗れないので、
細かい箇所はスポンジブラシを使います。
受け皿
塗装用の受け皿も必須アイテムです。
コテバケにオイルを染み込ませたり、
余分なオイルを絞ったりと重宝します。
養生テープ
![DIYでフローリングを塗るには養生を忘れずにしましょう。](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_2863-1024x768.jpeg)
柱や壁下部などの養生に使います。
床に貼る場合は、テープの糊が移ってしまわないように注意。
180番〜240番のサンディングペーパー
サンディングペーパーは塗る前の下地調整に必要です。
私のフローリング材は既に結構なめらかだったので、
240番を使いました。
フローリング材表面に汚れがあるなら、120番もあった方がベター。
汚れを磨き落とすのに使えます。
サンダー
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_9944-1-1024x768.jpeg)
サンディングは手でもできますが、めちゃくちゃ大変なので、
電動のサンダーに、サンディングペーパーを付けて使います。
これならリビングダイニングといった広い空間も、
短時間でサンディングできます。
サンディングで下地調整
床を塗るにはまず、サンディングペーパーで下地を調整します。
サンダーに180番〜240番のペーパーを取り付けたら、
ブイーンと一気にいきます。
![無垢フローリングを塗装する前に、サンダーで下地調整をします。
番手180~240のペーパーを使いましょう。](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_0780-1-1024x768.jpeg)
木目に沿ってサンダーを動かすのがポイントです。
隅の方は手でペーパーをかけます。
なんと!この日はTwitterのフォロワーさんが、
わざわざ遠方からお手伝いに駆けつけてくれました。
![無垢フローリングをサンディングして下地調整します。](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_0776-1024x768.jpeg)
もちろん、この日が初対面。
DIY初心者の方だったので、丸ノコやインパクトドライバーの使い方を教えて、
素人では滅多に見ることがない無垢フローリング貼りまで体験してもらいました。
もちろん、サンディングも手伝ってもらいました。
本当にありがたいです。
18帖分という広めの面積ですが、
サンダーを使ったら半日〜1日でできました。
汚れを取り除く
フローリングを貼っている途中で、
こうしたボンド汚れがついてしまいました。
![無垢フローリングなら、ついた汚れも磨いて綺麗にすることができます。
120番のペーパーをかけて、240番で調整します。](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_2854-768x1024.jpeg)
これもオスモを塗る前の下地調整で取り除きます。
やり方は簡単。120番のペーパーをかけてから、
240番のペーパーでOK。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_2858-768x1024.jpeg)
綺麗になりました。
安い合板フローリングではこの方法は使えません。
汚れを削って落とせるのは、無垢材ならではのメリットですね。
オスモで無垢フローリングを塗る
オスモを塗る直前の準備
下地調整ができたら、次は掃除と養生です。
掃除機で埃や木くずを取り除きます。
掃除機は引く時にゴミを吸い取ってくれるので、
引きながら掃除しましょう。
ここで柱や壁下部の養生もやってしまいましょう!
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_2863-1024x768.jpeg)
オイルが飛び散るようなことはよっぽどないので、
養生は下部だけで十分です。
オスモを塗る
いよいよ塗りに入っていきます。
缶を開けたら、必ずオイルを混ぜます。
![オスモのフロアークリアー#3062を開封してみました。塗る前にしっかり混ぜましょう。](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_2806-1-1024x768.jpeg)
軽く混ぜたら、オイルを受け皿に移します。
![コテバケとスポンジブラシでオスモカラーを塗ります。](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_2885-768x1024.jpeg)
オスモは薄塗りが基本です!
コテバケを少しだけオイルにつけたら、
かならず受け皿に押さえつけるようにして絞ってから、
床にコテバケを当てるようにしましょう。
![オスモのフロアークリアーは、コテバケを使って、刷り込むように塗ります。木目に沿わせるイメージです。](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_2887-1024x768.jpeg)
木目に沿ってコテバケを動かし、オイルを乗せるというよりも、
刷り込むようにするのが上手に塗るコツです。
あとは部屋の奥から出口に向かって塗って行きます。
塗ったはいいけど、部屋から出られないなんて洒落になりません笑
くどいようですが、必ず薄塗りです。
分厚いとネチャネチャになったり、バリが出たりします。
奥が塗った箇所、手前が塗っていない箇所です。
![オスモのフロアークリアーの塗る前と塗った後の比較。](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_2879-1024x768.jpeg)
塗った箇所は綺麗に水で塗れたような色が出てきました。
この時、比較用に付けたこの養生テープですが、
なぜか糊が床に残ってしまい、再度サンディングする羽目になりました笑
塗った直後はこうしてツヤがありますが、
![オスモのフロアークリアー(つや消し)を塗った直後はツヤがありますが、乾くとマットな仕上がりになります。](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_2905-1024x768.jpeg)
乾けばマットな仕上がりになります。
こうやって見ると、次回はツヤありも良さそうですね。
一度塗ったら、12時間乾かしてから、二度目を塗ります。
二度目も要領は一度目と一緒。
一度目の後、二度目の後などのサンディングや塗料の拭き取りは不要です。
仕上がり
というわけで、二度塗りが終わりました。
ご覧ください!この仕上がりを!
![オスモカラーのフロアークリアーで、無垢フローリングを塗ってみました。](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/06/7W6A4144-1024x683.jpg)
![オスモカラーのフロアークリアーで、無垢フローリングを塗ってみました。](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/06/7W6A4138-1024x683.jpg)
広葉樹ならではの力強い木目が素晴らしい!
![オスモカラーのフロアークリアーで、無垢フローリングを塗ってみました。](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/06/7W6A4158-1024x683.jpg)
![オスモカラーのフロアークリアーで、無垢フローリングを塗ってみました。](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/06/7W6A4157-1024x683.jpg)
ゴージャス!
友人の大工さんが遊びに来た時は
「よだれが出そうな仕上がりですね!」
というお褒めの言葉を頂きました。笑
ビフォーアフター
せっかくなのでビフォーアフターも作ってみました!
ビフォー
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/06/7W6A4121-1024x683.jpg)
アフター
![和室をリノベーションして洋室化しました。床は無垢フローリングですよ。](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/06/7W6A4157-1024x683.jpg)
ビフォー
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/06/7W6A4100-1-1024x683.jpg)
アフター
![元々は和室だった部屋を洋室化して、無垢フローリングを貼りました。そして、仕上げはオスモのフロアークリアーを塗ってみました。](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/06/7W6A4151-1024x683.jpg)
いやいや、オスモすげーわ!
オスモカラーの防水性
前回の記事で既に実験済みですが、
このフローリングでも一応、防水テストをやってみました。
水をこぼして、20分放置します。
![オスモを塗ったフローリングの防水・撥水性をテストします。果たして結果は?](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_2936-768x1024.jpeg)
20分経って拭き取っても、水滴の跡は全くありません。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_2939-768x1024.jpeg)
水滴がコロコロと転がるように動いていたので、
防水性は十分です。
かかったコスト
私が18帖分を塗ってかかったコストがこちら。
- オスモ フロアークリアー#3062 2.5L : 18000円
- コテバケ:1000円
- スポンジブラシ:100円
- サンディングペーパー:100円
- 養生テープ:200円
- 受け皿:500円
合計:19900円
サンダーは前からDIY用に持っているので、
カウントしていません。
オスモは2.5L缶を買いましたが、18帖を二度塗りで1Lしか使わなかったので、
6000円の750ml缶×2だったら、13900円でいけましたね。
約1L(7200円分)で18帖を二度塗りできたというと、
平米あたり242円の計算です。
オスモは高いように感じますが、これは抜群のコスパ。
だって、前回の比較で使ったAUROオイルは、
一番安いタイプでも平米320円(カタログ値)ですからね。
余ったオイルで、2年後の上塗りもいけそうです。
まとめ
- 塗りにはコテバケを使う
- 下地調整、養生、掃除をしっかり行う
- 塗りは薄く!
- コテバケは木目に沿って動かす
- 一度塗りの後は12時間乾燥させて二度目を塗る
- 塗った後の拭き取りやサンディングは不要
- オスモは抜群のコスパ
というわけで、今回はオスモカラーのフロアークリアーを
無垢フローリングに塗ってみました。
結論を言うと、やっぱりオスモカラーは最強です。
私の知り合いのプロやフォロワーの方が、
みんな口を揃えて、オスモ一択という理由が分かりました。
コスパ、防水性、見た目の美しさ、伸びの良さ、臭いの少なさ、自然素材と
全てにおいてバランスが取れています。
フローリングの塗装はもうこれ一択でしょう。
ちゃんちゃん
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