「和室の砂壁に接着剤を使いたいけど、大丈夫かなあ」
「砂壁には釘も打てないし困ったなあ」
今回の記事はこんな悩みを解決します。
こんにちは。
築43年の中古住宅をDIYでセルフリノベーションしているサクオ(@diy-reno1)です。
和室をリノベーションしていると、砂壁に板を貼りたいシーンに出くわします。
例えば我が家の押入れの上とか。
こんな場所はパテで埋めるよりも板を貼ったほうが良さそう。
ただ、「どうやって砂壁に板を貼ったらいいのか?」
という疑問が湧いていきます。知り合いの内装屋さんや大工さんなどに聞いてみたら、
綺麗にした砂壁にシーラーとボンドでいけると言われたので、
今回はこれを検証してみました。
砂壁につく接着材を比較&検証する方法
4つの全くことなる接着剤を同じ条件下で砂壁に使用。
これなら接着剤ごとの接着力を比べられます。
使用する接着剤
我が家にあった接着剤4つで比較してみました。
左から、
・コニシ G10 クロロプレンゴム系溶剤形接着剤
・セメダイン 木工用速乾ボンド 水性・酢酸ビニル樹脂系エマルジョン接着剤
・コニシ 床職人 1液型ウレタン樹脂
・カインズ シリコンシーラント シリコン系シーリング材
接着剤と一口に行っても素材は様々です。
砂壁の準備
今回、検証する砂壁はすべて、ほうきとスクレイパーで表面の汚れを落とした後に、
アサヒペンのヤニ・アクどめシーラーを塗って数日乾燥させてあります。
シーラーの比較もこちらの記事でしています。
板のサンプルには、天井作業で余ったパインの端材を使用します。
というわけで検証開始。
よーい、ファイ!
半日放置してみました。
【比較】砂壁につく接着材を検証してみた結果
半日経ったら、力をかけて接着できているかを検証します。
さて、検証の結果
右3つは砂壁にがっつり接着しました。
ちょっと力をかけたくらいでも取れないレベルです。
左のG10はちょっとはくっつきましたが、すぐに取れるので実用性は低いですね。
無理やりはぎとってみました。
右3つは砂壁の表面に接着できているようで、表面ごと剥離しました。
右のシリコンシーラントは30分時点で無残にも甥っ子に引き剥がされましたが!
真ん中2つと遜色ない接着力だと思います。
とは言ってもどれも所詮は接着剤なので、仕上げ釘やビスで、
サイドの柱に固定する必要はあります。
ボンドはあくまで固定の補助や、真ん中部分が浮き上がらないためのものです。
ボンドだけだと、最悪の場合、
板が砂壁ごと剥離して落ちてくるということも起こりかねません。
結局、私は床職人ボンドを採用。ボンドを塗って更に、
脇の柱や下地材に仕上げ釘を打って、板を砂壁に取りつけました。
板を貼って1年半経過していますが、
今のところがっちり固定されていて特に不満はありません。
「では、具体的にどうやって砂壁に板を貼ったのか?」
については次回の記事で解説します。
続きはこちら
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