![【DIY】ディスクグラインダーでタイルを安全にカットする方法を解説します。](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/タイルカット-1024x576.jpg)
「タイルってどうやって切ったらいいかなあ」
「タイルの配置計画ってどうやったらいいのかなあ」
「薪ストーブの炉台にタイル使いたいけどどうかな」
この記事はそんな方のために書いています。
タイルを自分でカット&施工できるようになると、
インテリアをアレンジできる幅が一気に広がります。
「えっタイルをインテリア?」と思われた方へ。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/06/IMG_0694-1-1024x683.jpeg)
タイルと言っても、最近はおしゃれな商品が数多く出回っているので、
クロスやフローリングとはまた違った雰囲気を演出できます。
メンテナンスが不要なのもタイルの大きなメリットです。
最近は外壁にも使われていますね。
さて、前回、私は薪ストーブの炉台の下地を自作しました。
今回はこの下地の上に貼るタイルの準備をしていきます。
タイルを選ぶ
タイルを選ぶポイント
私が感じたタイルを選ぶ際の注意点は以下の2点。
- 作業しやすい寸法と厚み
- タイルの用途
例えば広い空間を貼るのに、
40mm四方のタイルを選んだら貼る作業が修行と化します。
屋内用のタイルを、紫外線や風雨に晒される屋外に使うのもNG。
自分の作業と目的に合ったタイルを選びましょう。
あとはデザイン重視でも大丈夫です。
私が薪ストーブの炉台用に選んだタイル
カナダで存在を知って、私がずっと目をつけてきたイタリアのNovaBell社のタイル。
カンパニーサイトもハイセンスです。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/2fb4220cbb371f55e95cc60451f5958f.jpg)
日本でもオンラインで見つけることができたので早速ぽちりました。
![【DIY】薪ストーブ用のタイルを準備する](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_0273-1-1024x768.jpeg)
これがまたデニムのような綺麗な色なんです。
![【DIY】薪ストーブ用のタイルを準備する](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_0274-1-1024x768.jpeg)
自分で作り変えた床の間の壁と色合いがマッチするようにしました。
前回作った薪ストーブコーナーに並べてみましたが、
![【DIY】薪ストーブ用のタイルを準備する。タイルの配置を考えて、割付とカットをする。](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_0365-1024x768.jpeg)
もちろん、綺麗にフィットするはずがありません。
やはりカットが必要です。
タイルをカットする3つの方法
タイルをカットするには主に3つの方法があります。
タイルカッター
タイルカッターを使うのは最も簡単かつ安全な方法でしょう。
メリット
- 綺麗に切れる
- 簡単
- 安全
- 静か
- 粉塵が出ない
デメリット
- 12000円以上というコストの高さ
- L字カットができない
- タイルしか切れない
ハンドサイズ型のタイルカッター
おそらく最もコストがかからない方法です。
メリット
- 数千円という低コスト
- 粉塵が出ない
デメリット
- 大きなタイルを切るには不向き
- タイルカッターよりも切るのにコツがいる
- L字カットができない
- 音が不快
ディスクグラインダー&タイル用ダイヤモンドカッター
ディスクグラインダーという電動工具を使用します。
毎分10000回転以上の超高速で回転するディスクでタイルを切断します。
メリット
デメリット
- 大きな騒音
- 粉塵
- 初心者向けではない
- 安全への十分な配慮が必要
私は既にディスクグラインダーを持っているので、
この方法でいきます。
私が使っているのは、以下のグラインダーとダイヤモンドカッターです。
この価格で機能も十分。
私だけの秘密ですが、コスパ志向のDIYでグラインダーならこれ一択です。
こちらのグラインダーのレビューについてはこちらにまとめました。
タイルの割付を考える
タイルをカットする前にまず配置を考える必要があります。
ここで必要なのが天井の作業でも触れた割付です。
割付についてはこちらを参照。
この割付を前後左右の方向に行って、私が作ったタイルの配置図がこちら。
![タイルの配置と割付を考える](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_1224-1024x768.jpeg)
タイルどうしの間のことを目地といいます。
この目地幅は2mm、タイルと枠の間も2mmで計算しています。
歪みだらけの和室を作り変えているだけに、この薪ストーブコーナーも歪みだらけ。
角は全て90度ではありません。
外側の線は全て微妙に斜めなので、
外側のタイルも全て斜め切りをする必要があります。
グラインダーでタイルをカットする
タイルにテープで墨付けする
タイルはペンで墨付けができないので、
テープを貼って、その上から墨付けをします。
![タイルをカットするために、まず墨付けする](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_2133-1024x768.jpeg)
切った後に必要ない方には✗、必要な方には○をつけておきます。
全体のどこの部分のタイルなのかもメモしておきましょう。
これを忘れると、後でタイルパズルをやる羽目になります。
グラインダーで安全にタイルを切るには
ディスクグラインダーにダイヤモンドカッターをセットしたら、
コンクリートブロックにタイルを固定します。
![グラインダーで安全にタイルを切る方法](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_1322-1-1024x768.jpeg)
安全に作業する上で必要なこと
- 防塵マスク、耳栓、保護メガネ、革手袋を必ず身につける
- 軍手は絶対NG
- 巻き込まれやすい緩めの服装をしない
- グラインダーに砥石カバーを必ずつける
- マニュアル通りにダイヤモンドカッターをセットする
- ハンドルを取りつけて、両手でグラインダーを使う
詳しいグラインダーの使い方についてはこちらにまとめました。
タイルをディスクグラインダーでカットする
コンクリートブロックにタイルを固定したらカットしていきます。
ぴったり枚数分のタイルしかないので、ミスは許されません。
![グラインダーで安全にタイルを切る方法](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_1332-1024x768.jpeg)
両手でグラインダーを持って、線に沿ってゆっくり動かします。
最初は慎重に切り込みを入れて、
その溝を沿うようにして何度かグラインダーを走らせればパキンと切れます。
![グラインダーで安全にタイルを切る方法](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_1331-1024x768.jpeg)
L字に切る時は、L字の辺ごとに交互に切り込みを入れて、少しずつ切っていきます。
1つの辺に一気に切り込みを入れると、タイルに亀裂が走って全て割れてしまいます。
こうした破片が高速で飛んでくるので、
砥石カバーと保護メガネは必ず身につけましょう。
![グラインダーで安全にタイルを切る方法](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_1400-1024x768.jpeg)
切ったタイルを配置する
タイルを設置するときは、切った辺が外側になるようにします。
![切ったタイルを炉台に配置する。](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_1396-1-1024x768.jpeg)
こうすれば切った面が多少荒くても、目地や枠で隠すことができます。
ここでタイルが大き過ぎるようであれば、
グラインダーで側面を削るようにして調整します。
というわけでタイルの設置が完了しました。
![炉台に仮置したタイル](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_1401-1-1024x768.jpeg)
遠くから見る分には、なかなか綺麗に配置できました。
![薪ストーブの炉台に切ったタイルを設置する](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_1839-768x1024.jpeg)
写真の左手前を少し切りすぎてしまいましたが、
ここは目地で隠せるので大丈夫です。
まとめ
計画を合わせた作業日数1.5日。かかったコストはタイル11000円、
ダイヤモンドカッターが1800円でした。
作業中での細かいミスはあったものの、上手く配置できました。
やはり配置図をきちんと作ったことが功を奏したようです。
ここまでリノベーションをしてきて、準備をしっかりやったところほど完成度が高く、その逆もまた然り。
速く仕上げて完成した喜びに浸りたい時だからこそ、しっかり準備して作業に挑みたいですね。
次回はモルタルでタイルを貼っていきます。
続きはこちら
コメント