【DIY】和室の砂壁をモダンにおしゃれリフォームする

「うちの和室の壁、なんだか色もデザインもいけてない。
おしゃれにできないかなあ」

「うちの古びた和室を和モダンなデザインにリフォームできないかしら」

今回はそんな方に向けた記事です。

こんにちは。

築43年の中古住宅をDIYでセルフリノベーションしているサクオ(@diy-reno1)です。

今回は、既に和室21帖分の天井と壁を自分でリフォームした私が、
こちらの砂壁をモダンでおしゃれな壁に作りかえる方法を紹介します。

【DIY】和室の砂壁をモダンなデザインに作り変えます。

前回の記事では、和室の古びた砂壁を漆喰で一新させました。

方向性とデザインを決める

和室の古びた壁を自分でリフォームするために、
まずは方向性とデザインを決めます。

使う材料を決める

和室の砂壁に使える素材と言うと、私が思いつくだけで、
パテで埋め+ペンキ塗り、クロス貼り、漆喰・珪藻土塗り、
ウッドパネル貼り等があります。

私の場合は前回あまった漆喰と、
天井工事で余った大量のパイン材を使う方向でいきます。

前回、5kgほど余った大和しっくいを使用します。

天井工事で余った大量の内装材。カナダ産のパイン材です。
このままでは勿体ないので、ウッドパネルとして壁にも使ってみます。

デザインを決める

さて、漆喰とパイン材を使うと決めたので次はデザインです。

私は家族にデザイン案を出してもらうようお願いしました。

最初に出てきた案

発想は面白いですが、緻密な計算とカットが必要で大変そうなので不採用。

続いてこちら

これはそこまで難しくありません。候補1です。

最後にこちら

南米のパタゴニア地方にあるフィッツロイという山をモチーフにしたデザイン。
パタゴニアブランドのロゴにも採用されていますね。

実際にハイキングに行った友人から頂いた一枚

私は山もアウトドアも大好きなのでこの案を採用。
何より私の憧れの場所の1つでもあるので。

というわけで後は、山のフォルムを参考に
私が具体的なデザインに落とし込みます。

割付といって、最初の1枚と最後の1枚を同じ幅に揃える計算も
ここでやっておきます。

割付についてはこちらの記事で解説しています。

全ての作業に言えることですが、緻密な計画が成功の鍵です。

内装材からウッドパネルを自作する

内装材を墨付けしてカットする

デザインも決まったら早速、墨付けといって、
カットする線を素材に描いていきます。

【DIY】パインの内装材を切って、ウッドパネルを自作する。

両端の2枚は丸ノコであらかじめ縦切りしていおきます。

最後の1枚は後でズレを調節できるように、少し大きめに切っておきます。

というわけで墨付けができました。

あとはそれぞれ線に合わせて切り出していきます。

私はスライド丸のこを使いましたが、丸ノコや手ノコでも代用できます。

内装材を切って、壁用のウッドパネルを自作します。

内装材をビンテージワックスで塗装する

形ができたので、次はこのパネルを塗装します。

VINTAGE WAX、ビンテージワックスのウォルナットを使って、パイン材を塗装してみた。

せっかくなので他のステインと比べてみます。

ビンテージワックス(ウォルナット)、アサヒペンの水性オイルステイン(オーク)、ネオステイン(メープル)を比較してみました。

左からビンテージワックス(ウォルナット)、
アサヒペンの水性オイルステイン(オーク)、
和信ペイントのネオステイン(メープル)です。

よし!ビンテージワックスでいきます!

ビンテージワックスのウォルナットは良い色が出ますね。自然素材で安心です。

ビンテージワックスはペースト状なので、
ウェスで刷り込むようにして塗っていきます。

ムラにならないように均一に塗りましょう。

ツヤでテカテカにもならず、マットで上品な仕上がりです。
木目も綺麗に出て、施工も簡単なのでオススメです。

山の頂上付近に雪がついているイメージにしたいので、
尖っている側には養生テープを貼って、パイン材の白色をキープします。

狙い通り綺麗にできました!

【DIY】ウッドパネルを自作&塗装して、和室の砂壁をモダンにリフォームします。

実はこちらの素材、下端はエンドマッチ加工といって最初から溝が彫られています。

この溝がない場合は、トリマーという工具を使って、
自分で溝をつけることもできます。

これを横方向に置くパイン材にはめ込みます。

塗装していないパイン材を、適切な形にカットして仮置します。

コンセントボックスのところは、木材をコの字型に切っておきます。

こちらの記事で詳しいやり方を解説しています。

先ほど塗装したパネルも仮置してみたところ良い感じです。

最後の1枚は本番までの辛抱です。

壁に漆喰を塗る

漆喰を塗る前に、砂壁には必ずシーラーを塗りましょう。

シーラーを塗ることでアクの浮き上がりを防ぎ、
内装材を接着剤で取り付けることも可能になります。

シーラーを塗ったら、やまと漆喰をそのまま塗って白にする予定でしたが、
せっかくなので自分で着色して、ネイビーの漆喰を自作しました。

漆喰の着色はこちらの記事で解説しています。

というわけで漆喰を塗っていきます。

なんだかどす黒い色になりましたが、乾けば色は薄くなるので、
これくらいでOK。

漆喰を数日乾燥させたら、先程作ったパネルを取りつけます。

漆喰は初心者でもポイントを押さえれば上手に塗ることができます。
詳しくは前回の記事にて。

自作したパネルを砂壁に取り付ける

シーラーが塗布された砂壁なら、パネルを木工用ボンドで接着できます。
ボンドと50mm仕上げ釘を使って固定します。

仕上げ釘にはコンプレッサーと仕上げ釘打機が必要なので、
なければ隠し釘等で代用できます。

最後の1枚にはちょっとコツが必要です。

雄側を丸ノコで斜めにカットし、雌側は裏側のさねを落としておきます。

当て木をして、コンコンと叩き入れれば綺麗に収まります。

というわけで完成しました!

【DIY】和室の砂壁をモダンにおしゃれリフォームする。

元床の間の壁とは信じられないようなモダンな仕上がりです。

漆喰の色も薄くなって、なかなか味がある色合いになりました。

パネルの取りつけ方は私が天井工事で行った方法と同じです。

まとめ

私の場合は余った内装材と漆喰を活用すべく、
こうして手間のかかる方法になりました。

漆喰の代わりに壁紙を使い、ウッドパネルの形もシンプルなものにすれば
もっと簡単かつ手軽にアレンジできます。

私の方法が皆様の参考になれば幸いです。

次回は私が漆喰を着色した方法を解説します。

つづく

コメント

  1. はる より:

    patagoniaの壁、めっちゃいい!

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