「和室の吊り天井を撤去したら、壁に穴があいていたから塞ぎたい」
この記事ではそんな悩みを解決します。
こんにちは。
築43年の中古住宅をDIYでリノベーションしているサクオ(@diy-reno1)です。
前回はむき出しの土壁を断熱材と構造板で塞ぎました。
これで隙間風だらけだったほとんどの土壁が埋まりました。
ところが、床の間の両横にある壁は、まだ一部で土壁が露出しています。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_9968-768x1024.jpeg)
壁上部もぽっかり開いています。今回はここに下地を作った後に壁を追加します。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_0434-2-1024x768.jpeg)
更に壁下部も、床段を外した時に砂壁を少し取り除いたので、
この通り壁下地が丸出しです。ここも塞いでいきます。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_9687-3-1024x768.jpeg)
具体的には、9mm厚の構造板を貼り付ける方向でいきます。
結果的にこれで上手くいきました!
壁下地を柱や梁に取り付ける
最初に、構造板というベニヤ板を貼り付けるために必要な下地を作ります。
まず、30mm×40mmの角材を切って、柱や梁に取りつけます。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_0437-1024x768.jpeg)
あいている空間を囲うようにして下地を取りつけます。
電線の邪魔になる部分は角材を少し切ってスペースを作っています。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_0439-1-1024x768.jpeg)
この下地表面と壁表面が必ず平行になるようにしてください。
これを忘れると歪んだ壁ができます。
反対側も同様です。
こちら側は掛けを使ったブリッジを作ってみました。自己流です笑
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_0456-768x1024.jpeg)
壁下側には、ちょうど壁の中に貫と言われる下地があったので、
この貫に構造板をビスで取りつけました。
砂壁に構造板を貼り付ける
下地ができたので次は9mm構造板を取りつけます。
丸ノコで切った構造板を接着剤をつけて貼り付けます。
壁にシーラーを塗っておくことも忘れずに。
シーラーなしだと接着剤がつきません。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_0482-768x1024.jpeg)
ボンドだけでは保持力に不安があるので、左右の柱に向かって、
ビスか仕上げ釘を斜めに打って固定します。
続いて上の構造板も取りつけます。先程つけた下地にビスで固定します。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_0485-1-768x1024.jpeg)
接着剤はこちらを使用しました。木材どうしはもちろん、砂壁にもがっつり接着できます。
砂壁に効く接着剤を見つけるべく私はわざわざ実験しました。
詳しくはこちら
シーリング材やこの手のボンドは使い終わったら、
テープを巻き付ければ簡単に保管できます。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_0527-1024x768.jpeg)
再度使うときはテープを取って何か細いもので先端を綺麗にすればOK.
電気のスイッチやコンセントはジグソーで穴を開けます。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_0489-1024x768.jpeg)
角にドリルで穴を開けて、そこからジグソーを入れて切ると簡単です。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_0511-1-768x1024.jpeg)
仕上げの電気工事に入ってもらう際に、ここにはスイッチをつけてもらいます。
構造板どうしのつなぎ目を補修する
最終的に壁は漆喰で仕上げる予定です。
構造板どうしのつなぎ目から、漆喰がひび割れるのを防ぐために、
このつなぎ目をメッシュテープとパテで埋めます。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_0608-1024x768.jpeg)
メッシュテープを貼ったら上からパテを塗ります。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_0610-1024x768.jpeg)
写真では薄めですが、この後にもう少しだけパテを厚塗りしました。
メッシュテープがぎりぎり見えないくらいです。
ついでにビスや釘の跡もパテで埋めてしまいましょう。
ペンキを塗る場合はパテをもっと広く塗った後に、
サンディングして面を平らにしますが、
私のケースでは、パテが多少出っ張ったところで、
漆喰でどうせ隠れるので、このパートはスキップします。
ちなみに、石膏ボードのつなぎ目処理では、
つなぎ目となるボードの角をあらかじめ落としておいてから、
メッシュテープとパテで補修するのが正攻法です。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_0179-1024x768.jpeg)
理想を言えば、構造板でも、つなぎ目の角をあらかじめ落としてから壁に貼り付け、
そこからつなぎ目の補修をするのがベストです。
私は構造板つなぎ目は直角のまま行きましたが、今のところ大丈夫です。
ひび割れ等は起こっていません。
補修に使うメッシュテープですが、これが結構高い!
私も色々調べたところ、こちらが一番安くて、実際にちゃんと使えました。
構造板はもちろん、石膏ボードの補修にも使えます。おすすめです。
というわけで、床の間に新しい壁ができました!
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_0835-768x1024.jpeg)
いい感じです!それっぽくなってきました!
押入れの上にもベニヤを貼る
押入れの上も同様です。
あらかじめシーラーを砂壁に塗って、上部に下地をつけておきます。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_0457-1024x768.jpeg)
ここでは構造板ではなく5.5mmベニヤを使用しました。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_0780-768x1024.jpeg)
5.5mmは随所でたわんでしまったので、9mm構造板の方がおすすめです。
まとめ
ここで私は重大なミスをしたことに気が付きました。
コンセントの穴を一箇所開け忘れた!
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_0833-768x1024.jpeg)
あちゃー!
しかも、もうこの時すでに構造板はガチガチに固定されています。
にっちもさっちも行かなくなったので、
配線工事をお願いした電気工事士さんに電話したら、
ドリルで穴を開けられるから別にOKとのこと。
良かった良かった!
というわけで次はいよいよ漆喰塗りです。
続きはこちら。
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