無垢フローリングの賢い選び方

「無垢フローリングに興味あるけど、どうやって買えばいいの?」

「無垢フローリング選びで失敗したくないなあ」

この記事はそんな方のために書いています。

無垢フローリングは部屋を100倍クールにするキーアイテムです。

無垢材の魅力はなんといっても、
歩いた時の木の温もりと見た目のカッコよさ。

DIYで中古住宅をリノベーションしている私も、
床は絶対に無垢にすると決めていました。

前回の工事で照明とコンセントが開通。

これにて、天井と壁の作業が完了したので、
いよいよフローリング貼りに入っていきます。

今回はまずフローリングをどう選ぶかについて解説します。

そもそも、無垢材のフローリングとは?

無垢フローリングとは、
木からそのまま切り出した1枚板のフローリング材のこと。

無垢フローリングの賢い選び方と買い方を解説します。
こちらはオークの無垢材。

こちらは人気の高いオークの無垢フローリング。

無垢フローリングに対して、
複数の薄い板を接着剤で貼り合わせて作られたものを
複合フローリングと呼びます。

皆さんがよく見かけるフローリングのほとんどは無垢材ではなく、
複合材です。

接着剤の劣化でばらばらになった古いフローリング材。
接着剤の劣化でバラバラになった複合フローリング材

無垢材と複合材のメリット・デメリット

こちらでは無垢材と複合材のメリット・デメリットをそれぞれまとめてみました。

無垢材のメリット・デメリット

メリット

  • 見た目がカッコいい
  • 歩いた時の木のぬくもり
  • 経年変化を味わえる
  • 長寿命
  • 傷に強い

デメリット

  • 高コスト
  • 寸法に誤差が出てしまうので、施工が難しい
  • 定期的なメンテナンスが必要
  • 床鳴りがしやすい
  • 膨張と収縮を繰り返すので、床に隙間ができる
  • 床暖房には不向き
  • 汚れに弱い

複合材のメリット・デメリット

メリット

  • 低コスト
  • メンテナンスが楽
  • 品質にばらつきがないので施工も楽
  • 床鳴りがしない
  • 床に隙間もできない
  • 床暖房もOK
  • 汚れに強い

デメリット

  • 無垢ほどカッコよくない
  • 経年変化しないので、新品時が一番
  • 30年ほどで接着剤が寿命を迎える
  • 傷がつきやすい

ただ、これはあくまで一般論で、
最近は複合材でも表面に無垢材を使ったものもありますし、
安い無垢材よりも高い複合材もあります。

自分に合ったフローリングを選ぶことが大切です。

「高い=良い」「安い=悪い」ではありません。

無垢フローリングの価格

無垢フローリングの価格は、平米あたり4000円〜30000円まであり、
まさにピンからキリです。

価格を決める要素は以下の通りです。

  • 木そのものの希少価値
  • 1枚板か接ぎ合わせか
  • 塗装の有無
  • 節の有無
  • 色ムラの有無
  • 傷や割れの有無

詳しく書き始めたらきりがありませんが、
だいたいこんな感じです。

例えば、ブラックウォールナット、チーク、ローズなどの希少価値が高い銘木で、
1枚板、幅広、節なし、色ムラなし、オスモオイルで塗装済となると、
平米で4万円くらいします。

私がDIYでリノベーションしている21帖の空間を全部これにしたら、
140万円ぶっ飛ぶ計算です笑

安い複合材なら7万円くらいでできるのが140万円です笑

カタログとサンプルを取り寄せよう

無垢フローリングの選び方について書き始めたら、
えらい情報量になってしまうので、
とりあえず、カタログを取り寄せましょう!

ネットにある情報よりも、分かりやすく選び方が書かれています。

無垢フローリング.comさんのカタログが
めっちゃ分かりやすい上に、読んでいて面白いので、
無垢フローリングに興味のある方は読む価値ありです。

カタログのついでにサンプルも取り寄せてみました。

無垢フローリングはサンプルを必ず取り寄せよう!
無垢フローリングの賢い選び方とコツを解説。

左からアカシア、メープル、西南サクラです。
どれも平米あたり5000円以下のアウトレット品です。

サンプルは必ず取り寄せましょう!

実際に手にとるのと写真とでは全然違います。

ショールームや店舗に行ってみよう

カタログやサンプルを見た後、
できるならショールームや店舗に行ってみましょう。

たまたま見つけたフローリングショールーム

なぜなら、サンプルでも完璧ではないからです。

例えば、こうして赤と白が混じる木材を源平と呼びますが、

赤と白がある木材を源平と呼びます。
フローリングの選び方はこちら。

受け取ったサンプルが赤中心なのと白中心なのとでは受けるイメージが
大分変わります。

また、UNIユニと言って、短いピースを工場で繋ぎ合わせて、
長いピースにしている板の場合も、
短いサンプルで見る模様とはまた違った味が出ます。

「サンプルを参考にして買ったはいいけど、思っていた印象と違った」

なんてならないように、実際にフローリングが
貼られた空間を見に行くようにしましょう。

地域の製材屋さんにも行ってみよう

フローリングを選ぶ時は、地域の製材屋さんにも足を運んでみよう。

意外と見落としがちなのが、地域の製材屋さんです。

私の住んでいる地域にはいくつかの製材屋さんがあります。
こちらでフローリング材を取り扱っているようなら要チェック。

製材屋さんのメリット

  • 商品ラインアップをその場で確認できる
  • 意外な掘り出し物に出会える
  • 自分で取りにいけるので高い送料を節約できる

実は私、ネットで色々調べましたが、
最終的に地域の製材屋さんで無垢フローリングを購入しました。

見逃しがちですが、送料も結構なコストです。

私のように21帖分を仮にネットで頼むとなると、
送料だけで2万円くらいします。

それもそのはず。

15cm×15cm×180cmみたいなケースが22個ほど届けられるわけです。

アマゾンのように送料無料になるはずがありません笑

複数種類の無垢フローリングを組み合わせる

こちらが私が使う無垢フローリングです。

無垢フローリンを購入した。
賢い買い方と選び方についてはこちら!

左からオーク(未塗装)、オーク(塗装済)、メープル(未塗装)、
チェスナット(未塗装)です。

製材屋さんで見せてもらったフルの長さのサンプルが気に入ったのと、
色々あって安くしてもらえたので、これにしました。

普通は1種類のフローリングでまとめるのが定石ですが、

私は破格で手に入れたこの4種類を工夫して張り合わせます。

未塗装品は味気なく見えますが、
木目は非常に綺麗なので塗装すれば化けます。

例えば、オークの未塗装品はこれですが、

オークの無垢フローリングの未塗装品と塗装品を比較する。

オークの塗装品はこうなります。

オークの無垢フローリングの未塗装品と塗装品を比較する。

素晴らしい木目と色合いです。

この時点で未塗装品が味気ないのはスルー。
完全に床に貼ってしまってから、塗装を施します。

先ほどのサンプルがちょうどよくあるフローリング材のサイズなので、
並べて比較してみます。

無垢フローリングを選ぶポイントとおすすめ。
メープル、アカシア、西南サクラ、オーク
無垢フローリングを選ぶポイントとおすすめ。
メープル、アカシア、西南サクラ、オーク

厚みや幅にかなり差があります。

通常のフローリングは幅75mm~90mmの厚さ15mmですが、
私の使用するものは幅130mm~150mmで厚さ19mmというビッグサイズです。

※無垢フローリング.comさんにも大きなサイズはちゃんとあります。

このように複数の長さが入っているフローリングを乱尺らんじゃくと呼びます。

無垢フローリングを貼っていく。

乱尺はロスが少ないというメリットがありますが、
工場でつなぎ合わされたユニと違って誤差が、
出やすく施工が難しいというデメリットもあります。

まとめ

まとめると、フローリングの賢い選び方のポイントは、

  • カタログとサンプルを取り寄せる
  • ショールームや店舗に行く
  • 製材屋さんにも問い合わせてみる
  • 自分の用途に合ったものを選ぶ

という感じです。

さて、いよいよ無垢フローリングを貼っていきます。

無垢フローリングを貼る

最初は「フローリング貼りなんて簡単でしょ」と思っていましたが、
これが大間違い。

思わぬ大苦戦を強いられており、フローリング貼りは、
私のDIYリノベーションにおけるラスボス的なポジションになっています。

果たしてどうなるか!?

こうご期待!

続きはフローリング材の仕組みについて解説しています。

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