【プロ直伝】DIYで無垢フローリングを綺麗に貼る準備を徹底解説

「フローリングを綺麗に貼る方法って何?」

「フローリングってどうやって墨出しするの?」

この記事はそんな方のために書いています。

フローリングは下準備をミスるとガタガタになります。

今回の記事では、プロの大工さんに直接教えてもらった、
無垢フローリングを綺麗に貼るための下準備を解説します。

フローリングを貼る前に大掃除

フローリング貼りはまず大掃除からです。

床が埃だらけだと、ボンドがしっかり接着しません。

お手伝いに駆けつけてくれた現役大工さんと、
大掃除開始。

無垢フローリングをプロと同じ方法で綺麗に貼る方法を解説します。まずは準備から!

掃除とエアダスターの二刀流で一気に綺麗にします。

ものすごい埃なので、防塵マスクしたほうが良いですね。

フローリングを貼る前には必ず掃除をしましょう。エアダスターと掃除機があると便利です。

こんな感じで綺麗になりました。

床の下地には12mmの構造板を設置してあります。

この構造板に向かって釘をうつことで、
フローリング材を固定できます。

構造板を設置した時のことはこちらにまとめました。

複数種類のフローリングをつなぎ合わせる

私がDIYで使うフローリング材は、
前回の記事でまとめてあります。

この記事の最後でも登場した、
この4種類のフローリング材を使います。

複数種類の無垢フローリングをモザイク状にして貼り合わせます。

オークは幅150mm、それ以外は130mmと幅広。

「こんな良い素材はうちでは扱えないなあ」

とお手伝いに来てくれたプロの大工さんが言葉を漏らすほどの
極上品です。

せっかくの良い素材なので、その可能性を引き出すべく、
プロと同じ方法でこのフローリングを貼ります!

21帖分あるのでとてつもない量。

フローリング材は重くて大きいので、とても場所をとります。作業直前に搬入したいですね。

これでまだ半分です!

とんでもない量なので、搬入のタイミングはよく考えて行いましょう。

私はこの4種類のフローリング材を張り合わせます。

厚みやさねの大きさは同じなので、繋ぎ合わせることは十分可能。

問題は、

  • 塗装品と未塗装品が混じっていること
  • 塗装品と未塗装品は同時には貼れないこと
  • オークは150mm、メープルとクリは130mmと幅が異なること
  • それぞれ数が異なること

この条件を全てクリアできる貼り方を考えなければなりません。

四角形ではない部屋にフローリングを貼る準備

私がフローリングを貼る空間を図にするとこんな感じです。

21帖という大きなリビングダイニングルームで、
元々は和室なのでどこも歪みだらけです。

理想の貼り方はこれです。

フローリングは部屋の長手と平行に、根太と直角に交わるように設置します。

しかし、私の場合は、
塗装品と未塗装品を混ぜてないとこれができません。

しかし、それはみっともないのでやりません。

そこで、私と友人の大工さんで話し合った結果、
この形で貼ることにしました。

複数種類のフローリングを向きを変えながら貼ります。

未塗装品を一気に貼った後にオイルで塗装。
その後にオークの塗装品を横に流すイメージです。

これなら未塗装品と塗装品を綺麗に分けて貼ることができます。

長方形でも正方形でもないこの部屋の
フローリングをDIYで貼る難易度はかなり高い。

更にフローリングの意味不明な条件達が加わるので、
まさにベリーハードモードです!

フローリングの割付を考える

割付わりつけとは、簡単に言うと、
最初の列と最後の列の幅を調整すること。

最後の1列が1cmしかない!となるとダサいですからね。

割付についてはこちらの記事にまとめてあります。

フローリングで割付を考える時は、
こうした棒を作ると便利です。

幅130mmが6列ごとに幅150mmが来る計算です。

これなら部屋のどこにフローリングが来るかがすぐに分かります。

ちなみに、こういった自作した棒を大工用語でバカ棒と呼びます。

実際にフローリングを並べてみるのもありです。

届いた無垢フローリングをDIYで貼るために、まずは仮並べしてみます。

途中の柱のところは、コの字型にフローリング材を切り取ることになります。
コの字が深くならないようにするのも割付のポイントです。

フローリングの基準線を考える

フローリングの向きと割付が決まったので、
次は基準線を計画します。

この方法で、窓の線と平行にフローリングを貼っていけば、
最後に窓際で、綺麗に直線で終われるはずです。

問題は壁際が直線ではないので、
最初の1列はフローリング材を壁の形に合わせて縦切りする必要があります。

最初に苦しめば、最後は楽できるってことですね。

DIYでフローリングを貼るために墨出しをする

それでは、実際に基準となる線を墨出しをします。

墨つぼとレーザーが必要です。

基準となる部屋の隅から、同じ距離の点を数個ほどスケールで出したら、
この点をレーザーで結びます。

このレーザー線にそって、墨つぼで墨出しします。

フローリングを綺麗に貼るためには、レーザーと墨壺が必須です。これで床に基準となる線を引きます。

墨が飛ぶので壁際は要注意。

これで平行線を何本か引きましょう。

1列目の板の実のところにも、墨線を出しておきます。

フローリング貼りは最初の1列目の墨出しが超絶大切です。

こうしておけば、最初の1列目はこれに合わせて貼ることができます。

まとめ

この下準備だけで、男二人で丸一日かかりました。
半分は掃除。

  • フローリングを貼る前に掃除する
  • フローリングのレイアウトを考える
  • 終わり側からの平行線を引く

フローリング貼りはかなり大変です。

特に私のケースはかなり高難度のフローリング貼りです。

「これをDIYっすか。。。笑」

と大工さんも言うレベル。爆

この21帖で丸2週間かかっても、まだ半分しか貼れていません。

無垢フローリングは製品のズレも非常に大きいので、
施工に時間がかかってしまいます。

次回はフローリングを綺麗に貼る方法を解説します。

つづきはこちら!

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