「割付って難しそうだけど、どうやったらいいのかなあ」
「フローリングや内装材を貼っていて最後の一枚が上手く貼れないなあ」
この記事ではそんな悩みを解決します。
こんにちは。
築43年の中古住宅をDIYでリノベーションしているサクオ(@diy-reno1)です。
前回は天井に内装材を貼る方法を解説しました。
パインの模様が良い雰囲気を出しています。
前回に解説できなかった割付と最後の1枚の貼り方を今回は解説します。
私はこの方法でばっちり綺麗に決まりました!
そもそも割付とは?
割付は説明が難しいので図にしてみました。
幅100mmの板を1020mm幅の空間に貼るとします。
![【DIY】フローリングや内装材を綺麗に貼るための割付について解説します。](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/03/割付説明1.001.jpeg)
これだと、端に20mmの隙間ができてしまいます。
20mmの幅に板を切って貼ることもできなくはないですが、
非常に貼り辛いですし、何より見た目がよろしくありません。
そこで以下のようにします。
![【DIY】割付を綺麗にする方法を解説します。](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/03/割付説明2.001.jpeg)
これを割付といいます。
実際に割付をする時は、最初と最後の板の幅を事前に計算しておき、
最初の1枚を先に切り出します。
最後の1枚は、最後に計測してから切り出します。
自作したウッドパネルで、床の間をオシャレに作り直した際にも、
割付を用いました。
無垢フローリングを貼った時も割付の計算をしました。
フローリングの割付では、柱の位置なども考える必要があるので、
少し難しくなります。
割付に失敗した結果と修復
実際に割付を間違えた箇所はこうなってしまいました。
最後の箇所に15mmほどの隙間ができています。
![割付に失敗して、端に隙間があいたら?](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/03/IMG_0444-1024x768.jpeg)
絵に描いたような割付失敗例です!
こうなったらモールディング材で隙間を防ぎます。
![モールディング材や雑巾摺り棒を使って、できた隙間を隠します。](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/03/IMG_0446-1024x768.jpeg)
木工用ボンドと仕上げ釘で十分固定できます。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/03/IMG_0447-1024x768.jpeg)
見事リカバリー!
ここは目につく場所ではないのでこれでOK。
最初は失敗するので、初めての作業は目立たない場所から行いましょう!
丸ノコで内装材を縦切りする
丸ノコとTスライドを使って最初の1枚を縦切りします。
クランプを使って板を固定すると作業がしやすいです。
![【DIY】丸ノコでウッドパネルを縦切りします。](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/03/IMG_0411-1-1024x768.jpeg)
丸ノコに付属の定規は使いにくいので、別売りのこちらがオススメです。
私の作業では縦斬りでも構造板カットでも大活躍しています。
こちらのクランプは安くて非常に使いやすい。
レバーをくるくると回す必要もなく、ワンタッチで固定できます。
持っておいて損なしです!
他の作業でもかなり役に立っています。
最初の1枚を縦切りできたら、あとは前回の解説の通りに板を貼っていきます。
最後から2枚目を貼る前に一旦ストップ。
ここから仕上げる方法を解説します。
![【DIY】、ウッドパネル、内装材の最後の1枚の綺麗な貼り方を紹介します。](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/03/IMG_0312-1024x768.jpeg)
内装材の最後1枚を綺麗に入れる方法
最後の1枚を綺麗に付けるには方法が3つあります。
最後の2枚をまとめて叩き入れる方法
最後の2枚をあらかじめ組んだ状態で叩き入れる方法です。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/03/IMG_0291-1-1024x768.jpeg)
当て木を使って金槌で優しく叩き入れます。
実に仕上げ釘を打てないので、内装材の上から下地に向かって仕上げ釘を打ちます。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/03/IMG_0316-1024x768.jpeg)
私の経験上、これは少しやりにくかったです。
最後から2枚目に下地を付けてから、最後の1枚を叩き込む方法
最後から2枚目の裏側に、端材を細ビスで取りつけて下地にします。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/03/IMG_0361-1024x768.jpeg)
この板をはめ込むとこうなります。下地が少し顔を見せています。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/03/IMG_0363-1024x768.jpeg)
最後の1枚の実を少し落としたら、はめ込みます。
![内装材の最後の1枚は雌実の壁側を少しだけ落としてあげると楽にできます。](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/03/IMG_0364-1024x768.jpeg)
上手くはまらないようなら、丸ノコやノミで実を完全に落としてもOKです。
はまったら、既存の下地と2枚目裏に作った下地に向かって仕上げ釘を打ちます。
手間はかかりますが、一番確実な方法です。
下地なしで最後の1枚を叩き込む方法
2番目の方法に下地を付けない方法。一番シンプルで簡単です。
最後の板の実を少し、もしくは以下のように完全に切り落としてからはめ込みます。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/03/IMG_0384-1-1024x768.jpeg)
仕上げ釘を板の上から下地に向かって打ちます。
もちろん、ボンドも忘れずに。
火打梁と電気配線の対処法
火打梁も同様に割付します。
狭い方から広い方に向かって板を付けていくことがコツです。
金具の部分はジグソーで丸くくり抜いてみました。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/03/IMG_0409-1-1024x768.jpeg)
照明用の配線がある箇所に板を貼る際は、
事前にドリルビットで板に穴をあけておきます。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/03/IMG_0305-1024x768.jpeg)
天井に内装材を貼り終わりました
天井が完成しました。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/03/IMG_0451-1024x768.jpeg)
あとは電気屋工事士さんに照明を設置してもらうだけです。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/03/IMG_0372-1024x768.jpeg)
苦しかった。。。
天井だけで週5~6日作業して1ヶ月半くらいかかりました。
最初この状態でしたからね。
![和室の古い天井をDIYでぶち抜いて、梁と梁の間にウッドパネルを貼ってみます。](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/03/IMG_9947-1024x768.jpeg)
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/03/IMG_9927-1024x768.jpeg)
梁の研磨とステイン塗装×2回、柱の新設、下地材の取りつけ、
電気工事、断熱材設置、内装材貼り付けと、
盛りだくさんだった天井工事もこれで終わりです。
いよいよ次からは壁工事編に突入します。
リノベーションの続きはこちらから。
コメント