「リノベーションで配灯計画ってどうやって立てたらいいの?」
「配灯計画と電気工事って関係あるの?」
「既存の配線を活用できるの?」
この記事はそんな方のために書いています。
DIYでリノベーションする中で、照明を変えるのなら、
配灯計画は避けて通れません。
配灯計画とは、照明の種類、位置、数、スイッチの位置などを
計画することを指します。
配灯計画は照明計画と呼ばれることもあります。
照明に関しては私もド素人なので、配灯計画にはとても悩みましたが、
なんとかこちらの空間を完成させました。
我ながら、この完成度には非常に満足しています。
ただ、この裏には数多くの試行錯誤があります。
今回は配灯計画を作る上でのポイントを解説した上で、
最強の配灯計画ガイドラインを紹介します。
配灯計画は必要か不要か
リノベーションやリフォームで、
既存の配線と照明を維持するなら、配灯計画は不要です。
照明の位置はそのままで、器具だけを変えるなら、
電気工事士による照明器具の取り付け工事が必要です。
私のように、天井ごと壊して、照明の位置、数、器具を全てを変えるなら、
電気工事士による配線工事と取り付け工事が必要です。
照明の選び方のヒント
天井高が2.3~2.5mと平均的な場合、基本的には1帖につき60W級の照明1つです。
しかし、これもあくまで目安で、種類や位置によっても大きく変わってきます。
常にケースバイケースの世界です。
商品選定にしても、照明には国内だけでもオーデリック、パナソニック、
ダイコー、東芝、コイズミなど、数多くのメーカーがあり、
それぞれの照明カタログは書籍級のボリュームです。
商品があまりに多すぎて選べません。
多すぎる選択肢は人を不幸にするというのは知られた話ですが、
照明選びはまさにこれ。
そこで私がおすすめするのは以下の2点です。
メーカーのショールームに行ってみよう
照明の具体的なイメージを膨らませるには、
メーカーのショールームに足を運んでみましょう。
イメージを持つことができるのはもちろん、
メーカーの方からアドバイスをもらうこともできます。
各社、それぞれショールームがあります。
行くだけなら無料なので、一度検討してみる価値はあります。
好きな空間の照明を記録しておこう
お店や友人宅など、参考にできそうなイメージがあったら、
記録に残しておきましょう。
インスタやPintarest等で探すのもアリです。
私はこれをやり過ぎて、屋内用のレール型の照明なら、
ひと目でどこのメーカーか分かります。笑
私がDIYでのリノベーションで行った配灯計画
私の場合、自分で頑張ってリサーチして、
ダクトレールやライティングレールというレールに取り付ける照明にするところまでは
決められたのですが、
具体的な数、位置、場所までは決めきれませんでした。
私は優柔不断の対極にあるような性格ですが、
それをもってしても決められませんでした。笑
そこで、私はランサーズやクラウドワークス等で、
配灯計画をプロのインテリアコーディネーターに5000円で外注しました。
プロのコーディネーターに外注した内容
コーディネーターを確保できたら、以下のように配灯計画を進めました。
- 図面、写真、要望、予算の提出
- ヒヤリング
- 複数のラフな案の受け取り
- 再度、ヒヤリング
- 商品名、位置、数、注意事項を含む完成図の受け取り
図面というと難しく聞こえますが、
手描きで十分です。私が提出した図面がこちら
私はこれとは別で送りましたが、
家具配置案まで記載できると尚良いです。
写真の1枚はこんな感じです。
結果、外注して良かったです。
私が実際にコーディネーターに伝えた配灯計画の要望
コーディネーターにヒヤリングしてもらう際に
こちらの要望を伝えます。
「なんとなく良い感じにして」
みたいなのは絶対にNGです。
とにかく具体的に、かつ相手に何をしてもらいたいのかを細かく伝えましょう。
以下が私が実際に伝えた点です。
- ダクトレールなどのレール型でいきたい
- そのレールにはスポットライトをつけたい
- レールは梁に取り付けるイメージにしたい
- 天井が高いので適切な明るさが分からない
- 価格によっては調光調色も考えたい
- ダウンライトは採用しない
- シーリングファンも取り付けたい
- 商品選択、数、位置まで、いくつか候補を出してほしい
こうしたやりとりを何回か行って、最終的に全ての情報を含んだ完成図(プランニングボード)
を納品して頂きました。
注文から納品までおよそ1週間。
その方の要望もあり、実際のプランボードの掲載は控えますが、
1人ではできなかったことであり、時間も大幅に短縮できたので、外注して良かったです。
配灯計画をコーディネーターに頼むメリット・デメリット
メリット
- 位置、数、商品選定まで全てやってくれる
- 素人では分からないアドバイスをもらえる
とにかく全てやってもらえるのは非常にありがたい。
私が当初考えていた梁横への取り付けはできないから梁下へと変更してもらえたこと、
シーリングファンが照明の光に干渉しないようにと注意してもらえたことなど、
自分には分からなかったことをアドバイス頂けたのも良かったです。
もし、このまま自分で考えて電気工事に入っていたら、
膨大なやり直し費用がかかるところだったので、
やっぱりお願いしてよかったです。
デメリット
- 費用がかかる
- デザインの知識だけで、実際の電気工事の知識はないことが多い
- 図面と写真だけでの判断なので完璧ではない
コーディネーターというのはあくまでインテリアのプロなのであって、
電気工事のことはあまり知りません。
私はこの点を見落としており、完成した配灯計画を電気工事士に見せたら
「図面上はできるように見えるけど、実際はこんなの無理」
と言われてしまい、作って頂いた計画の大部分が変更になりました。
しかし、作って頂いた配灯計画が土台にあったからこそ、
それを調整して最終の計画ができたので、決して無駄ではありませんでした。
「こんなの無理」の内容はこちらを参照。
【リノベーション用】最強の配灯計画の方法
「プロのコーディネーターが作る配灯計画通りに電気工事士ができるわけではない」
という自分の反省点を考慮して、DIYでのリノベーション用に
最強の配灯計画ガイドラインを作ってみました。
- ショールームや使用例を見て、自分でイメージを作っておく
- 電気工事士に相談して、何が可能で不可能なのかを現場に立ち会ってもらって確認する
- 自分で配灯計画をやらない場合は、配灯計画を外注する。現場に来てもらえるとベスト
- なるべく具体的に要望を伝える
- 完成図を電気工事士に渡して最後の調整
これなら、最初から高い完成度の配灯計画を作れるはずです。
まとめ
DIYでリノベーションというと、全てを自分で行うイメージがありますが、
必要に応じてプロに外注することも大事です。
ただ、プロの力を最大限に引き出せるかどうかはあなた次第です。
自分で業者に外注するということは、
例えるならあなたは大工の棟梁です。
つまり、棟梁が外注先の左官屋さんや電気工事士さんなどを監督するように、
あなたも業者さんをしっかり監督する必要があります。
要望や指示をシンプルかつ的確に伝えることが重要なポイントです。
色々と複数回に渡って、あーだこーだゴネると嫌がられます。
最悪の場合、良い仕事をしてもらえなくなります。
自分では無理な箇所をプロに上手に外注できるようになると、
DIYの選択肢が更に広がります。
次回は配灯計画の次の電気工事について解説します。
続きはこちら!
コメント
いい雰囲気やね😁完成楽しみにしてます😎
ありがとおおおお!
今は必死にフローリング貼りを頑張っております。
今月中には完成するかな?