「撤去しな長押の裏をモルタルで補修してみようと思うけど、どうかなあ」
この記事はそんな方のために書いています。
前回で天井の工事が終わりました。
DIYリノベーション最大の難関でした。
あとは電気工事士さんに照明を付けてもらうだけなので、いよいよ壁の作業に取り掛かっていきます。
壁の現状はこんな感じです。
長押を撤去した裏側の壁が酷い有様です。
今回はこの長押裏を補修します。
最初は手抜き工事かと思いましたが、知り合いの大工さんに確認したところ、
長押裏のような見えないところの仕事はこんなものらしいです。
長押と鴨居を撤去した時の記事はこちら↓
【大失敗】撤去した長押の裏をモルタルで補修してみた結果
というわけで、いきなりいきます!
ホームセンターで見つけたモルタルで補修してみました。
いや〜もうね、大失敗ですね笑
盛り上がっている場所があって完全にアウトです。
これでは板を上から貼ることも、上から何かを塗ることもできません。
しかも、私、何を血迷ったのか、
「おっいいじゃん!」と思って途中でやめることなく、
全ての長押裏をモルタルで補修してしまいました。
もうアホとしか言いようがありません。
モルタルでの補修
モルタルとは簡単に言うと、砂とセメントに水を混ぜて使う素材です。
ホームセンターなどで、砂とセメントがあらかじめ混ぜられた
インスタントモルタルと言われるものが売っているので、
これに水を加えて練ればすぐに塗ることができます。
深くエグれて締まっている箇所はあらかじめ下地を置いておきます。
養生した跡に、霧吹きで水をかけながら、いっちょ前にコテを使って塗っています。
今だからこそ言えるのですが、
モルタルは長押裏の補修には不向きです。
私のやり方が悪かったのもありますが、
後でやり直した際に使ったパテの方がずっと簡単かつ綺麗に補修できました。
パテでの補修については以下の記事にまとめました。
勘考一人工という教え
ここで、友人の大工さんから教えてもらった勘考一人工という言葉を紹介します。
勘考とはよく考えること。人工とは1人の職人さんが1日にこなす作業量のことです。
つまり、勘考一人工で、よく考えることは1日分の作業に匹敵するくらい大切
だということを意味します。
例えば今回、私はモルタルの施工、モルタルの撤去、パテの施工という
3つの作業をしました。
一方で、最初からパテを採用できていれば、
パテの施工という1つの作業で済みました。
つまり誤ったプロセスを踏むと正しいプロセスの3倍の労力がかかります。
これは大工仕事に限らず他の仕事でも言えることです。
私の場合、趣味での小規模作業でしたが、
これが複数の人と中長期で行う工事業務となると、
誤ったプロセスの影響は甚大です。
つまり、一度手を止めてでも事前によく考えることが、
仕事を最も効率的に進める上では重要なのです。
当たり前ですが、意外と簡単そうな仕事に限ってこれができない!
なぜなら、よく考えなくてもできそうに見えるから。
勘考一人工と常に頭に入れて作業していきたいですね。
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