「天井を断熱したいけど、どうしたらいいの?」
この記事ではそんな悩みを解決します。
こんにちは。
築43年の中古住宅をDIYでリノベーションしているサクオ(@diy-reno1)です。
今回は、ぶち抜いた和室の天井に断熱材を取りつけていきます。
前回は電気工事に入ってもらいました。
天井裏の配線が完了したので、いよいよ天井を仕上げていきます。
DIYで天井に断熱材を貼る時に必要なもの
必要なものはグラスウールの断熱材、タッカー、カッターです。
グラスウールとは、細かいガラス繊維の束みたいなもので、
繊維の間に空気をたくさん閉じ込めることにより、
熱の移動を防ぐ仕組みの断熱材です。
グラスウールの断熱材はこんな感じです。
ホームセンターでも売っています。
24kというのは、1立法メートルあたり24kgということ。
10kや32kなど様々な規格があり、
この数字が高いほど断熱性能が高いことを意味します。
袋を開いた瞬間に一気に膨らみます。
続いて必要なのはタッカー。
簡単にいうと大きめのホッチキスです。
電動のものもありますが、手動のもので十分です。
あと必要なのはカッターです。
グラスウールのガラス繊維で刃が死ぬので、スペア刃を用意しておきましょう。
天井にグラスウールを貼って断熱する方法
グラスウールとツールさえ揃えば、あとは、
以前に取り付けた天井下地の間に、断熱材をタッカーで取り付けていくだけです。
今がこの状態です。
目指す姿がこれです。
はい、文章で書く分にはとっても簡単です。
しかし、これが最も不快な作業になったのはこの時まだ知らず。
というわけで、こちらがグラスウールの断熱材。
下地どうしの幅が断熱材の幅より小さく、
このままでは断熱材がしっかりはまらないので、カッターで切ります。
適当な木材で押し付けた状態でカッターを入れます。
意外と簡単に切れますが、カッターの刃がすぐに切れなくなるので要注意。
グラスウールは柔らかく、多少大きくても下地の間にはめ込めるので、
15mm~20mm位大きく切っておくと隙間なく施工できます。
あとは、切った断熱材をタッカーで下地の角材にとめます。
断熱材によっては室内側室外側というように裏表があるので要注意。
断熱材端のビニール部分にタッカーを打ちます。
隙間ができないように気をつけましょう。
こういうバックスペースのある下地なら、
タッカーなしで下地の上に乗せるだけでOK。
天井下地の作り方はこちら。
スタイロフォームとグラスウールを比較する
断熱材というと、スタイロフォームとグラスウールが最も一般的です。
両方ともホームセンターで入手可能。
断熱性能については長くなるのでここでは述べません。
スタイロフォームとグラスウール、
それぞれメリット・デメリットをまとめてみました。
グラスウールのメリット・デメリット
- コストが安い
- 吸音性がある
- 不燃性
- 広い面積を断熱しやすい
- 施行すると身体が痒くなる
- 湿気に弱い。しけると痩せて断熱性能が落ちる
スタイロフォームのメリット・デメリット
- グラスウールよりコストが高い
- 吸音性はない
- 可燃性
- 施工が簡単
- 湿気に強い
- 隙間ができやすい
どちらも一長一短。場所に応じて使い分けましょう。
天井にグラスウールの断熱材を採用した理由
以前、床下を断熱工事したときはスタイロフォームを使いました。
床下には地面からの湿気が来そうなので、
湿気に弱いグラスウールは使いたくありませんでした。
今回は断熱だけでなく吸音効果も欲しかったので、
吸音性のあるグラスウールにしました。(※級音を求めるなら理想はロックウールです)
スタイロフォームにはその効果はありません。
それに広い面積を一気に断熱作業するならグラスウールの方が作業はしやすいですね。
ちなみに、私が感じたグラスウールの最大のデメリットは、
作業中に身体が痒くなることです。
特に私はグラスウールを切って使っていたので、
細かいガラス繊維が飛び散って、服の中に入り込むともう最悪でした。
吊り天井を撤去した時はネズミの糞のシャワーをくらいましたが、
それと同じくらい不快な作業でした。爆
聞くところによると、大工さんも好きではない作業のようです。
というわけで天井の断熱終了!
これに丸3日かかりました。火打梁さえなければ。。。
次回からはプロジェクト最大の鬼門でもあったパインの内装材貼りです。
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