【古民家DIY】梁を研磨しネオステインで塗装する

「リノベーションで梁を出したはいいけど、色がカッコよくないから塗装したいなあ」

「よくある古民家ハウスみたいな梁ってどうやって作るの?」

この記事はそんな方のために書いています。

梁の塗装はフローリングや壁紙と同じくらい、いや、それ以上に重要です。

綺麗な梁が出ていると、どんな木造住宅も一気に雰囲気が出ます。

私は梁が見える天井の下で暮らしたいと思っていました。

いよいよ、その夢を実現させるべく、天井の作業に入っていきます。

さて、前回の工事で床の高さが揃い、床についてはフローリング材を
貼るだけの状態となりました。

フローリング材の敷設はリノベーションの一番最後に行うため、
ひとまず床は休戦です。

これより、2ヶ月に及ぶ天井との戦いの始まりです。

天井と梁の現状

まずははりの研磨と塗装。こちらが梁の塗装前の状態です。

梁を研磨しネオステインで塗装する。
こちらは塗装前の中古住宅の梁。

リノベーションを始めた当初、この天井や梁は全て吊り天井によって覆われていました。

こうして梁と天井を露出させるまでも非常に大変でした。
その時の様子はこちら。

塗装前の古民家の梁。
こちらをネオステインで塗装していきます。

2階の床を支えている細い木が根太ねだで、それを下から支えてる太い木が全てはりです。

※厳密に言えば、長方形の部屋の長辺の梁(上の写真で言えば左端の梁)をけたといいます。

梁はどれも立派ですが、この色ではちょっと味気ないので塗装します。

塗装前の古民家の梁。
こちらをネオステインで塗装していきます。

梁をサンディングペーパーで磨く

塗装を始める前に、梁表面の汚れとりと素地調整を兼ねてサンディングを行います。
140番のサンドペーパーで磨いていきます。

手でやるのは完全に修行なので、サンダーで一気にいきます。

梁を研磨しネオステインで塗装する。サンダーで梁を研磨し、素地調整をします。

一気にやると言っても、サンディングだけで丸3日かかりましたけどね!

防塵マスクとゴーグルが必須です。

梁を研磨しネオステインで塗装する

梁の側面と底面を磨いていきます。

根太はノータッチで大丈夫です。火打梁ひうちばりも忘れずに磨きます。

火打梁を塗装します。

サンダーが入れない場所は手で磨きます。

脚立で作業する場合、真上を見るように作業するのは大変危険なので、
絶対に避けましょう。

そのまま後ろにコケたらただ事では済みません。

ステインとは?油性?水性?

梁のサンディングが終わったら、次はステインで塗装です。

ステインとは木に染み込んで、木目を出したり着色する塗料のことです。
ペンキは木目を隠すようにして着色するのに対し、ステインは木目が消えません。

こちらが比較写真です。

ステインが塗られた方は、木目を生かしたまま着色されていますね。

こちらのコンセントプレートは更にかっこよく仕上がりました。
詳しくはこちら。

さて、ステインには油性と水性があります。
それぞれ長所と短所があります。

水性ステイン(お手軽で初心者向け)

  • 臭いが少ない
  • 薄めるのと道具の洗浄は水でOK
  • 扱いが簡単で初心者向け
  • 乾燥時間が長い

油性ステイン(本格派)

  • 臭いがキツい
  • 薄めるのと道具の洗浄にペイント薄め液が必要
  • 水性より扱いづらいので慣れが必要
  • 乾燥時間が短い

私がネオステインを選んだ理由

私の場合、梁だけとはいえ、21帖の空間を何日もかけて塗るので、
臭いがなく扱いやすい水性ステインを使います。

シンナーの臭いに毎日浸るのは是が非でも避けたい!

水性ステインといっても色々あるので、調べていたところ見つけたものが
和信化学工業のネオステイン。

水性で臭いが少ないのに、油性並に塗りやすいという代物。

16色ある中から、メープルをゲットし試し塗りしてみました。

梁を研磨しネオステインのメープルで塗装する。ネオステイン塗装比較です。1回塗装と2回塗装の比較です。

実際に塗る梁はもともとの木の色が濃いので、もう少し濃い色に仕上がります。

ホームセンターではサンプルが並べられていますが、実際塗ってみたらサンプルと
違うことが結構あるので、新しい塗料を手に入れたら必ず試し塗りをしましょう。

21帖分の梁を2度塗りするのに3.5kg缶が2つ必要でした。

扱いやすく非常に塗りやすい。臭いも少なく、低ホルムアルデヒド、鉛もなし。

厚生労働省が指定する13揮発性有機化合物の基準もクリアしているので、
健康面でも安心です。

ネオステインはオススメです。

梁をステインで塗装する

では早速、ネオステインのメープルを梁に塗っていきます。

梁についている金具類と、必要なら床や壁を養生したら、塗装スタート!
私の場合、床は後でフローリング材を貼るのでNO養生です!

刷毛で塗ります。表面から垂れたりするようであれば、
ボロ布で軽く拭き取っていきます。

1回目は染み込む量が多い分、塗る量が多いので結構大変です

21帖全てを1回塗るのに一人で4日かかりました。
最後は右手と首が麻痺していました。

以下は1回目を塗った時の、塗る前、塗った直後、次の日の様子です。

梁を研磨しネオステインで塗装する。1回目を塗る前。ビフォー

塗装直後の色は濃い目。

梁を研磨しネオステインで塗装する。1回目を塗りました

次の日になると、塗った直後の鮮やかな色から落ち着いた色になりました。

【DIY】梁を研磨しネオステインのメープルで塗装する。
梁を研磨しネオステインのメープルで塗装する。

塗った箇所と塗っていない箇所を比較します↓

梁を研磨しネオステインで塗装する。

未塗装と比べると、塗ったところは一気に雰囲気が出てきました。
この調子で2回目もいきます。

梁を研磨しネオステインで塗装する。
左は塗った直後なのでまだ色が濃いめです

2回目はステインの染み込みが1回目よりも少なくなるので、
だいぶ塗りやすくなります。

2回目完成!

梁を研磨しネオステインで塗装する

どうやら梁によって木材が違うのか、
同じ2度塗りでも色にちょっと差が出ましたが、
なかなか良い雰囲気になりました。

ツヤはなく、マットな仕上がりです。

日々触れる場所ではないので、ニスによる保護は不要。ステインだけで大丈夫です。

梁を研磨しネオステインで塗装する。

サンディングの開始から二度目の塗りが終わるまでに10日もかかってしまいました。

梁をステインで塗った反省点

前回の床もそうでしたが、今回もえらく時間がかかりました。

丁寧に全て刷毛で塗りましたが、今考えればローラーで大きく塗って、
刷毛で細かいところを塗れば時間をもっと短縮できました。

あと、完全に乾く前に中途半端に戻って、
重ね塗りした箇所があったのも良くなかったです。

遠目では分かりませんが、何箇所かムラになってしまいました。

塗り始めたら戻らない!重ね塗りは完全に乾いてから!

当初の予定では、天井はこれに配線工事と照明設置を
電気工事士さんにお願いして天井は終わりの予定だったのですが、
ここで計画が大幅に変更になります。

詳しくは次回。

つづく↓

コメント

Sponsored Links
タイトルとURLをコピーしました