「天井に点検口付けたいけど、点検口の枠買うと高いなあ。
安く自作できないかなあ」
「押入れに吊り天井を作りたいなあ」
今回の記事はそんな方のために書いています。
いるんかな。そんな人。
需要がなさそうなコンテンツにこそ、意外と需要があったりするのがネットの世界。
というわけでいきます。
今回作業するのは、私がリノベーションしているこの元和室の押入。
写真右側の押入です。
この中の天井がこの状態。
電気工事の際、「押入に配線を集めるから点検口をつけると良いよ」
とアドバイス頂いたので、点検口を付けながら、天井を作っていきます。
このまま放置でもいけなくはないのですが、今見えている天井が2階の床。
つまり、2階の騒音が丸聞こえの状態なので、
やはり天井を作って塞ぐ方向でいきます。
枠なし点検口と天井を作るのに必要な物
今回の天井を作るのに必要なものは至ってシンプルです。
- 石膏ボード 9mm厚
- 野縁材(30mm×40mm×1800mmの角材)
- ビス適量
- インパクトドライバー
- カッター
点検口にはこういう枠を使うんですけど、1つ2000円くらいします。
しかも、私は2つ点検口を作りたいので4000円はちょっとなあ。
いや、見えるところなら全然払っても良いと思いますけど、
押入れの天井という自分しか見ない場所ですからね。
よし!枠なしで点検口を自作する方向でいきます。
天井下地の野縁材を設置する
30mm×40mmの角材を適当な長さに切って天井に設置します。
短手の方を下に、その上を渡すようにして長い角材を設置します。
大きな正方形2箇所が点検口になります。大きさは450mm四方。
上から見るとこんな感じです。
上の写真の矢印で示した通り、端のところ、交差するところでビス付けします。
角材の位置をこうして印をつけておくと、あとで楽です。
今回付けた角材が石膏ボードを取り付ける下地になります。
力をかけても動かないことを確認できたら、次は石膏ボードです。
石膏ボードを天井下地に取り付ける
石膏ボードはホームセンターで数百円で買える超安価な素材です。
カッターで力を入れて何回か線を入れて、軽く持ち上げるとぱきっと折れます。
あとはカッターで裏側の紙を切るだけ。
28mmくらいのビスで下地に向かってビスを打ち、石膏ボードを固定します。
頭で押さえつけながらやるのがポイント。
先程つけた下地の印を頼りに、点検口の線を出します。
カッターをぐりぐりやれば刃が入るので、そのままカッターか手ノコで
点検口を切り出します。
これなら配線をいじる際も簡単にここからアクセスできます。
くり抜いた中身は使用するので、捨ててはいけません。
天井点検口を自作する
余った野縁材でこうしたT字型のパーツを作ります。
点検口の横幅が450mmなので、両端から40mmがはみ出るようにします。
つまり、450mm+40mm×2 = 530mmの長さでOK。
ちゃんと引っかかって固定できることを確認したら、
石膏ボードに取りつけます。
反対側にもハンドル?用に端材を取りつけます。
石膏がぽろぽろこぼれてくるので、適当なテープで縁を覆います。
私は余っていたアルミテープを使いました。
あとははめ込めば設置完了。
開け閉めもばっちりできます。もちろん、落ちてくるなんてこともありません。
見えないところなのでこれで十分。
反対側も同じようにして完成。
「1つは配線確認用なのは分かるけど、もう1つはなんで?」
というのは、もう1つの方の天井に大きな穴が開いています。
一時的に塞いではあるのですが、今後も要注意箇所のため、
定期的にチェックできるように点検口を作ることにしました。
どうせこの方法なら1つだろうか2つだろうがコストは同じです。
まとめ
今回の天井と点検口×2ですが、買った材料は野縁材と石膏ボードで
かかったコストはたったの1500円。
あとは全て余り物です。かかった時間は5時間ほどです。
家も完成が近いのですが、こうした細かい作業が必要な箇所がたくさんあります。
こういうのが積み重なると、意外と時間が取られる。
この押入れの戸に貼る襖紙も届きました。
これがまたびっくりなデザインなんです。笑
乞うご期待!
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