![【DIY】和室のリノベーションで、吊り天井をぶち抜いて撤去してみました。](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/02/吊り天井-1024x576.jpg)
「和室の吊り天井を撤去したいけど、どうやったらいいの?」
「吊束ってどうやって撤去したらいいの?」
この記事ではそんな悩みを解決します。
こんにちは。
築43年の中古住宅をDIYでリノベーションしているサクオ(@diy-reno1)です。
和室のリノベーションでは、吊り天井をぶち抜いて、
更に吊束を撤去すると、こうして梁を露出させることができます。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/05/7W6A4038-1024x683.jpg)
空間が一気にモダンな古民家風の雰囲気になりますね。
しかし、そこで問題が立ちはだかります。
「一体どうやったらいいの?」
というわけで、今回は和室の天井をぶち抜いて、
吊束を撤去する方法を解説していきます。
前回は和室の鴨居と長押を取り除きました。
吊り天井とは
![【DIY】和室の吊り天井をぶち抜いて、吊束もDIYで撤去する](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/02/IMG_9580-1024x768.jpeg)
和室でよく見られる木の模様の入った天井を吊り天井と言います。
この裏側(上側)を懐(ふところ)と言います。
2階の床と1階の天井との間にある40cmくらいの空間ですね。
この懐は断熱層として機能したり、配線を隠したり、2階からの音を緩和したりと
色々な役割を担っています。
![古い家の天井裏はパンドラの匣。](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/02/IMG_9542-1024x768.jpeg)
このように天井を骨組ごと吊り上げている構造をしています。
今回はこの吊り天井を骨組からぶっ壊します!
天井裏に見えた古民家らしい太い梁が出てくるはずです。
和室の吊り天井をDIYでぶち抜く
いよいよ和室の吊り天井を取り除いていきます。
何も難しいことはありません。吊り天井の隅にバールをグイっとねじ込んで、
室内側(下側)に引っぱり剥ぎ取ります。
ひたすらパワープレーで問題ありません。
バールは600mmくらいの少し大きめサイズだと作業しやすいです。
恐ろしい量の埃とゴミが落ちてくるので、防塵マスクとゴーグルは必須。
私の場合、文字通り滝のごとく埃とその他もろもろが落ちてきました!
運が悪いと蜂の巣が落ちてきたりすることもあるので、
これは事前のチェックが必要です。
このような和室では押入れの天井が点検口になっているので、
そこから天井を持ち上げれば天井裏も確認できます。
![【DIY】和室の天井をぶち抜いて、天井をかさ上げします。梁を露出させて、一気にモダンな古民家風仕上がりに近づきます。](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/02/IMG_9582-1-1024x768.jpeg)
天井の表面を剥ぎ取るとすぐに下地が出てきます。
これらの骨組みは、梁や2階の根太に釘で打ち付けられているので、
これもバールで抜き取っていきます。
![和室の吊り天井を剥ぎ取って、天井下地を露出させました。](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/02/IMG_9584-768x1024.jpeg)
なんと!大量のネズミの糞とともに屋根裏の主の抜け殻が出てきました!
全長90cm以上ありました。しかも、ここ2階の屋根裏ではなく1階ですからね。
この主は一体どうやって入ってきたんだろうか。。。
![和室の吊束と吊り天井とをDIYで撤去したら蛇の抜け殻が出てきた](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/02/IMG_9642-1-1024x768.jpeg)
これが全て天井から降ってくるとか、ちょっとした悪夢です。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/02/IMG_9604-1024x768.jpeg)
取り除いた天井は使い道が思いつかないので、適当に折りたたんで処分場へ直送です。
この時ほど7人乗りの車を持っていることを嬉しく思ったことはありません。
![リノベーションで撤去したゴミを車につめて処分する。ワンボックスで良かった!](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/02/IMG_9598-1024x768.jpeg)
リノベーション序盤の壊す作業において、一番大変だったのは、
壊すことそのものよりも「出たゴミや廃材の処理・運搬」
本当にこれに時間と労力がかなりかかります。
全て可燃ごみ袋に入れてたら尚更です。
廃材は全て釘を抜いた後、丸ノコで手頃なサイズに切って、
導入予定の薪ストーブの燃料にします。
建築廃材を燃料にするのはあまり良くないのですが、私はあまり気にしません笑
![DIYでリノベーションをすると、廃材の運び出しがまたかなり大変です。これにかなり労力が取られます。](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/02/IMG_9579-1-1024x768.jpeg)
薪ストーブの導入については以下の記事からどうぞ♪
吊束を取り除く
せっかくなので吊束も取り除いていきます。
吊束とは長い鴨居が中央でたわまないように、
上から吊りあげている柱のような部分です。
下の写真の真ん中の太い柱が吊束です。
![和室の吊束をDIYで撤去する。](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/02/IMG_9595-3-1024x768.jpeg)
これも障子戸がなくなった今となっては不要で、
構造的・強度的にも重要ではないので、撤去します。
やり方は至ってシンプル。
梁のちょっと下を手ノコでギコギコやれば簡単に切れます。
結構重いので、落下時には要注意。
ズドンと落ちてきます。
うーん、立派な吊束!
部屋全体で合計3つの吊束を取り除きました。
![和室の吊束と吊り天井とをDIYで撤去する](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/02/IMG_9596-3-1024x768.jpeg)
後々、この吊束が40年以上前の職人さんの技の塊だったことが判明しました。
詳しくはこちら。
撤去完了!
埃とゴミで悪戦苦闘すること数日感、なんとかここまで進みました。
![和室の吊束と吊り天井とをDIYで撤去する](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/02/7W6A1684-1-1024x683.jpeg)
祈りの甲斐あって、無事立派な梁が姿を見せてくれました。
次は床の間の床を取り除きます。
つづく↓
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