「和室の天井に板を貼りたいけど、下地はどうしたら?」
「和室の天井をぶち抜いたら、その後どうしよう?」
この記事ではそんな悩みを解決します。
こんにちは。
築43年の中古住宅をDIYでリノベーションしているサクオ(@diy-reno1)です。
前回は梁と桁を塗装し、これで古民家のような雰囲気が出てきました。
これで、天井の工事が完了したかのように見えました。
ところが、とある地域の方から、内装用のパイン材とその下地用の角材を頂いたので、
急遽計画を変更して、天井に内装材を貼り付けることにします。
そして、脚立では危ないからと、可動式の足場まで貸してもらることに!
この地域の方にはもはや後光が差していました。
感謝しても感謝しきれません。
ありがたやありがたや。
パインがフローリングに向かない理由
今回頂いた15mm厚のパイン材(マツ)がこちら。
見たところフローリングにも使えそうだと思ったのですが、
絶対に天井にしたほうが良いとのこと。
パインはフローリングとして使うには柔らかく、経年変化が正直イケてない。
20年とか経った時、日焼けはするし、歩いていたところがグレーにもなるようです。
うーん、パインが無垢材でも安いことに納得。
ということで、天井に貼りたいと思います。
後々分かったのですが、このパインはメイドインカナダ。
なんだか運命を感じます!
私はカナダに7年半も住んでましたからね。
和室の天井に内装材を貼るには
さて、前回の梁の塗装が終わって、今の天井はこの状態。
しかし、このままでは天井に板を貼ることができません。
ぱっと見では、2階の床を支えている根太に取り付けられるように見えますが、
これはあまりスマートではありません。
というのは、現状では内装材を下のように梁と平行にするようにしか貼れません。
しかし、ここで重要な前提が道を阻みます。
それは、「梁や柱は大抵90度でも直線でもない」ということです。
つまり、歪みだらけの梁と平行に内装材を縦切りして、天井に貼り付けるという
スーパー高難度の技をやらないと、内装材と梁の間が隙間だらけになります。
プロの大工さんならできます(やるかどうかは別の話)でも私、一応素人ですからね。
というわけで、角材で下地を作って、梁と梁の間に板を貼る形にします。
最終的に目指す形はこれです。
和室の天井下地の作り方
まずは作る天井の高さを決めます。それよって角材の取り付け位置も決まります。
照明にダウンライトを採用する場合、
天井裏に最低150mmのスペースを作る必要があります。
まず天井の長手(長辺)に掛けを作ります。「掛け」についてはこちら。
梁についている金具(羽子板ボルト)があるので左側は掛けが少し短くなっています
角材を掛けどうしを渡すように付けます。
この渡した角材の中心にも角材を取り付けます。
金具のために短くなっていた左側の掛けにもう一つ角材を追加しました
天井下地の作り方はこんな感じです。
これは900mm×900mm程度の小さな空間なので下地はこれでOK。
広い場所で大きな下地を作る場合、
部屋の真ん中付近の角材が床側にたわまないように、
梁から角材を吊ります↓
まさに吊り天井。
実際に天井下地を作ってみた
正攻法は上の通りです。
私はというと、実はその正攻法ではなく、掛けを作らずに
最初から角材を梁や根太に直付けしました。
この時点ではダクトレールというレールに付けるタイプの照明を
梁側面に付ける予定で、そのためには天井をできるだけ高くして、
梁側面を広く残す必要がありました。
そのために、梁と根太に下地を取り付けるというのは、はっきり言って苦肉の策です。
というわけで、下地が完成しました。
Bofore
After
火打梁にはだいぶ手間がかかりました。
たったこれだけに7日間もかかりました。しかも結構しんどかった。。。火打梁さえなかったら3日でできました。
ここで天井の工事は一旦ストップ。
1回目の電気工事に入ってもらいます。実はその電気工事で悲劇が起こります。
電気工事士さんが来れるまでに時間が少し空くので、
次回は柱を部屋の中央に追加し、配灯計画を進めます。
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