欧米人と付き合いの多い日本人と話していると、
「欧米人は遊び上手」という言葉をよく耳にします。
私の友人DIYヤー達もまさに遊び上手です。
彼らはとてもクリエイティブで、遊び方もユニーク。
そんな彼らはみんなキャンプが大好き。
とはいってもDIYヤーのキャンプ事情は、
日本の皆さんが考えるものとはちょっと違います。
今回は彼らがキャンプに使う車にフォーカスをあて、
レベル別にまとめてみました。
※レベルというのはあくまで、必要なコストの話であって、
技術的難易度を示すわけではありません。
ビギナーレベル
普通の小型自家用車を使うパターンです。
日本人の皆さんが考えるキャンプのイメージと言ったらこれではないでしょうか。
海外では若者がよく用いる手段です。
車中泊が厳しくテントが必須。以下は私の例です。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/6B86AD94-2036-4482-AF63-0A8B98AD9E11-1024x769.jpeg)
私はオプションでカヌーやカヤックを積んでいました。
とにかく収納スペースがありません。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_8107-1024x768.jpeg)
定員2人といったところでしょうか。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_8108-768x1024.jpeg)
寝るのはテント、料理も外です。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/648EE35A-3773-4258-9637-4B96917DB522-1-1024x769.jpeg)
天候が悪いと全然楽しくなくなります。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_7922-1024x768.jpg)
車に居住性は皆無ですが、車の燃費が良く、
街乗りにも長距離移動にも便利。
最も手軽なパターンです。
脱初心者レベル
私のような小型車ではなく、バンのような大きな車を使うパターン。
車中泊が可能になるので、旅が少し楽になります。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/EVM5P8lUYAE8cFE-1024x768.jpeg)
DIYができれば、こうしてベッドと荷物置き場を作れるので、車をより効率よく使えます。
しかし、調理等は外で行う必要があります。
テントを貼る必要がなくなるので、悪天候時にだいぶマシになります。
中級レベル
ピックアップトラックに居住空間を乗せたようなイメージです。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/C8E804A9-CB8C-40CD-AE97-B850BE3A4073-1024x769.jpeg)
通称トラックキャンパーと呼ばれるスタイル。
結構人気があります。私のイメージでは特にカップルが好んで使っています。
運転席から荷台への移動には車外に出る必要があります。
運転中に荷台に乗ってはいけません。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/0E147C8B-8734-415B-ADBB-A8716F46C6C2-1024x769.jpeg)
荷台の中には、椅子、テーブル、ベッドがあるので、雨の日でも快適です。
荷台には別のバッテリーを搭載しているので、少しなら電気の使用も可能。
これなら街乗りもそこそこできて、居住性もあるので、結構快適なキャンプができます。
キャンプに行かない時は簡単に荷台をおろせるのも便利。
ただし、駐車場の高さには要注意。
上級レベル
はい、ここで本格的なキャンピングカーの登場です。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_8896-1024x768.jpeg)
このレベルになると、車というより動く家という例えの方がしっくり来ます。
運転席と居住空間を内部で行き来が可能。
バストイレ、キッチン、冷蔵庫などが付きます。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_8887-1024x768.jpeg)
こちらは中型タイプですが、5人は寝られます。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_8885-1024x768.jpeg)
ただし、中型のこのタイプでも全長が7mあり、小回りがききません。
燃費はハイウェイでも3km/Lで、ガソリンもハイオクというのはネックです。
こちらはキャピングカー上級者たちのスポットを間違えて予約して、
惨めな思いをした私です。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_8265-1-1024x768.jpeg)
ちなみに、このタイプの最終進化系がこちらでしょう。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/スクリーンショット-2020-04-13-22.12.48.png)
オーストリアのMarchi Mobile社が販売するEleMMent Palazzo。
3億円のキャンピングカーです。
これはやばい。
このキャンピングカーは滅茶苦茶面白いのでまた別の記事に書きます。
エキスパート
キャンピングカーで更にトレーラーやスポーツカーを牽引すると次のレベルです。
動く家+遊び道具というコンボです。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/03/IMG_4226-1-1024x768.jpeg)
トレーラーに積むのは、モトクロスバイク、ATV(バギー)、ジェットスキー、
スノーモービル、クルーザーと様々です。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/11149764_680443092084077_4709426696438955266_o.jpg)
昼間はトレーラーから下ろしたおもちゃで遊び、
夜はキャンピングカーでゆっくり過ごすというパターンです。
こちらのトレーラーの木製部分は、私が当時のボスとDIYで
スピード製作したものです笑
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_4679-1-1024x768.jpeg)
もう最強過ぎます。
男の子の夢全部盛りです笑
私が今まで見て一番凄かったのは、
キャンピングカーでトレーラーとスポーツカーの2つを牽引していたタイプ。
まさかの3車両です。
広大な国土に幅広で真っ直ぐな道路があるからこそ見られるものです。
日本では無理ですね笑
以前紹介した友人のバスもこのクラスに分類されます。
まとめ
いかがでしょうか?
日本の皆さんが想像するキャンプとは全然違いますよね?
でもこれ、少なくとも北アメリカではどれも普及しており、
よく見かけるものばかりです。
DIYヤー達はみんな変数の多い遊び、つまり、
自分で考えて工夫する余地の多い遊びが大好きです。
キャンプはまさに彼らの欲を満たす遊びだと言えます。
どこへ行くのか、どれくらいの期間行くのか、
何を持っていくか、目的地で更に何をして遊ぶか、
夜は何を食べて、何を飲むのか。
考えなければいけない要素がたくさんあります。
でも、自分で創り上げるからこそ楽しい。
私の家作りも同じです。
膨大な変数を調整し、自分の頭で考えて自分で創り上げるからこそ、楽しいのです。
いよいよ、DIYリノベーションも終盤戦です。
お楽しみに〜
つづく
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