【撹拌機なし】漆喰を初心者でも簡単に練る方法

「漆喰を自分で練りたいけど、撹拌機がないなあ」

「撹拌機なしで漆喰を上手に練る方法ないかなあ」

この記事ではそんな悩みを解決します。

結論から言うと、撹拌機なしでも漆喰を上手く練る方法があります。

その方法で実際にこうして漆喰を塗った私が解説します。

DIYで大和漆喰を自分で練って塗ってみました。

前回は壁にシーラーを塗って漆喰塗りの下地を作りました。

いよいよ漆器を塗っていきます。

漆喰はペンキやクロス仕上げと違って「練る」という工程が必要です。

プロは大きな容器に漆喰と水を入れて、
撹拌機というパワフルな電動ミキサーでブイーンと混ぜるのですが、
これは私のような素人にはハードルが高い。

そこで、知人の左官屋さんから、撹拌機なしで簡単に漆喰を練る方法を
教えてもらえたので、今回はそれを紹介します。

漆喰を練るのに必要なもの

【必要なもの】

  • やまと漆喰 20kg
  • 厚手のビニール袋 30Lくらいの大きさ
  • 計量カップ
  • 体重計
  • 爪を隠せるグローブ類

漆喰は1袋20kgで16平米塗れて、価格は送料込みで3600円。
他は家にあるようなものばかりなので、コスパはかなり良いです。

知人の左官屋さんはひび割れ防止にサラダ油を更に加えるそうですが、
分量がよく分からなかったので、今回はやりませんでした。

撹拌機なしで漆喰を練る方法

やり方は至ってシンプル

大和しっくいは20kgのパッケージなので、
その半分の10kgを量ってビニール袋に移します。

そこに水6Lを流し込んだら、袋の口を絞ります。
あとはグローブをした手で袋の上から混ぜます。

撹拌機なしでも漆喰を上手に練る方法を紹介します。

この時は袋の口を縛ってやってみましたが、
空気が入ってやりにくいので、
口は開けたまま片方の手で持った方が楽です。

私は最初に素手でやって、爪が短くてもビニール袋を破いてしまったので、
グローブをした方がベターです。

少し混ぜるとすぐに水のチャポチャポ感がなくなって、
漆喰に弾力が出てくるので、足踏みに切り替えます。

【DIY】撹拌機を使わなくても漆喰を上手に練る方法を紹介します。

漆喰の中にダマがなくなるまで踏み続けます。
足を横に動かしながら漆喰をグリグリ押さえつけるようにすると効果的です。

ダマがなくなったら、なるべく空気を抜いた後に口を縛って、一晩寝かせます。

自分で練った漆喰は一晩放置すればOK
です。

スムーズにできればここまで1時間ちょっとくらいでできます。

翌日になると、漆喰が少しかたくなっているので、再び足で踏んで柔らかくします。
コテ台の上でもコテで何回かこねてダマがないようなら完了です。

ここでダマが多いようなら、漆喰をまた踏み踏みすればOKです。

この10kgの漆喰に6Lの水で作った分量で、だいたい8平米くらい塗れます。
朝からやれば1日で塗りきれる量です。

慣れないうちは、2日に分けて塗って、
2日目の午後か夕方に次の10kgを練るという流れで作業しました。

撹拌機を買う必要性

撹拌機というのは簡単にいうと強力な電動ミキサーです。

漆喰はもちろん、大量のモルタルを練る際にも使用します。
これはあると便利なのですが、何しろ1万円オーバーと安くない。

今後、土間を作るのにコンクリートを練る必要があるとか、
庭に大量のモルタルが必要とかなら、買うのもアリです。

しかし、私のようにDIYで漆喰を壁に使うくらいなら、
今回紹介した方法で十分です。

実際、私は足踏み方法でも十分カッコよく塗れました。

使用したやまと漆喰は、日本らしい白色が出て、
コスパも抜群なのでとってもオススメです。

初漆喰の私でも施工は難しくありませんでした。

練り込み済み漆喰のデメリット

私は自分で漆喰を練るところからやりましたが、
実は漆喰にはあらかじめ練られたものも売っています。

「うま~くヌレール」や「ひとりで塗れるもん」などはその類です。

ネーミングセンスはさておき、
これらの商品は蓋を開けたらすぐ塗れるので使いやすい。

問題はそのコストです。

うま~くヌレールは18kgで13800円。1.5mm厚で平米あたり1290円。

やまと漆喰は20kgで3600円。1.5mm厚で平米あたり225円。
※ただし自分で加水して練る必要あり。

平米あたり5.73倍のコスト差があります。

私のケースだと、21帖の空間、つまり約40平米の壁を塗らなければならないので、
両者のコスト差は4万円近くなります。

自分で漆喰を練り練りするだけで4万円浮くんですよ?

はい!自分で練ります!

まとめ

というわけで今回は撹拌機なしで漆喰を錬る方法を紹介しました。

次回はいよいよ塗りに入ります。

この壁がどうなるか楽しみです。

つづきはこちら

コメント

Sponsored Links
タイトルとURLをコピーしました