バスマニアのバスがもはや動く家だった

今回はおなじみのカナダシリーズです。

私のカナダ人の友人に自称バスマニアがいて、
その彼のバスがなかなか面白いので紹介します。

日本人にとっては「バス=旅客輸送業務用」という認識が一般的だと思います。

しかし、海の向こうでは、個人が趣味でバスを所有するというケースが結構あります。

バスマニアのバスがもはや動く家だった

というわけで、こちらがそのバスマニアのバスです。

ご覧の通りガチのバスです。

大移動するときはバスでこのジムニーを牽引します。

当面の拠点が決まったらバスから切り離して、ジムニーだけで走り回るというスタイル。

気になる中身はというと、

電子レンジ、ガスコンロ、オーブン、水道、シャワー、トイレ、冷蔵庫、冷凍庫、Bluetoothスピーカーともう全てが揃っています。

写真手前のソファはラム革。
丁寧に座らないとオーナーさんの怒号が飛んできます。

最後尾にはクイーンサイズのベッドがあり、
更にソファ×2とテーブルがベッドになるので、合計5人は寝られます。

車というより動く家です。

運転席はこんな感じです。

エアブレーキ付きなので、エアブレーキ搭載車用の免許が必要です。

ただ、エアブレーキの講習さえ受けてしまえば、
普通免許で運転してOKという点には衝撃を受けました。

だってこれ、日本のマイクロバスより大きい。
更にジムニーを牽引したら大型特殊級の長さです。
バックするとなると、もう誰かに見てもらわないと難しいですね。

カナダは道が広くて真っ直ぐなので、
大型の車を運転するにしてもそこまで難しくありません。
なので、個人使用の範囲ならこういった車も普通免許で大丈夫という考え方です。

バスマニアのライフスタイル

バスマニアの彼はこのバスを800万円で買いました。その後、300万円をかけて修理。
現在はこのバスで各地を転々としながら生活しています。

大のアウトドア好きで、バスとともに北アメリカを股にかけて、
クライミングやカヤックで遊んでいます。

絶対に固定資産税を払わないのがポリシー。

この彼、とある界隈ではちょっとした有名人で、
家を買うくらいのお金は絶対あるはずなのですが、
あえて家を持たずにこのバスで生活しています。

そこがまたいい!

それにしても彼は一体いつ働いているのだろうか。

改造された元スクールバス

続いて、そのバスマニアのバス仲間のバスです(日本語変!)

こちらの元スクールバスもなかなか凄い。

子供の学校送迎で使われるスクールバスは一定の年数が経つと下取りに出されて、
モノ好きが手を加えて再利用します。

スクールバスを改造したキャンピングカーなんて北アメリカあるあるです。

公式のスクールバスとして使わない以上、
Schoolの文字は消さなければならないようです。

昔は真っ赤に塗装してあったので、レッドバスの愛称で親しまれてきたのですが、
使っているうちに塗装がはげてきてしまいました。

ベッドとキッチンはもちろん、薪ストーブと煙突を搭載しています。

走行距離30万kmオーバー、燃費は驚異の3km/Lです。

どうです?なかなかクレイジーですよね。

実は、私の元ボスのバスです!

ど僻地に一緒にキャンプに行って朝寝坊すると
ライフル銃をぶっ放して起こしてくれる素敵なカナディアン上司、というか社長です。

御年70歳のスーパーナイスガイで、私が最も尊敬する人物の一人です。

というわけで、今回はカナダのバス文化の紹介でした。
当ブログはDIY関連のブログですが、DIY好きはキャンプや車中泊好きも多いと私は勝手に思っているので今回はこんな記事にしてみました。

つづく

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