「余った集成材を何か活用できないかなあ」
「鍋敷きを自作してみたいなあ」
この記事はそんな方のためのものです。
鍋敷きのような食卓に置く物こそ、
カッコよくハンドメイドでこだわってみたくありませんか?
今回は私がこの集成材で製作した鍋敷きを紹介します。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_0197-1-1024x768.jpeg)
そもそも集成材って何?
そもそも集成材って何?
集成材とは、複数の木材を接着剤で圧着させて板状になったものを指します。
この通り、木材が縞模様になっているので、簡単に見分けがつきます。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_1158-1024x768.jpeg)
ホームセンターでもよく売られています。
以前行った店では、厚さ18mm × 縦250mm × 横1820mmのパイン集成材で
税込み2600円と結構良い値段がします。
無垢材と集成材の違い
集成材とよく比較されるのが無垢材です。
無垢材とは丸太から切り出した木材のこと。
集成材のような貼り合わせではないので、木のぬくもりをより感じることができます。
例えば、こちらのテーブルの天板は無垢のウォールナットです。
集成材のような縞模様がありません。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_9357-1024x768.jpeg)
しかし、無垢材は反りや伸縮が大きい上に割れやすいので、扱いが難しいという側面もあります。
また、無垢材は集成材よりも希少性が高いので、コストも跳ね上がります。
特にウォールナット、チーク、ローズウッドなどの名木は高値で取引されます。
こういった無垢材の加工は、家具職人さんや木工職人さんの領域です
一方で集成材は、木材の様々な部位をつなぎ合わせているので、
反りや伸縮はあまりなく、加工も容易です。
無垢材よりも低コストで、集成材ならではの安定性ゆえに、
初心者でも手軽に扱うことができます。
今回、私が加工するのも集成材です。
集成材をカットして、サンダーで磨く
まず、この集成材をカットするところからスタートです。
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私が愛用するジグソーが写っていますが、ジグソーではなく丸ノコを使います。
ガイドを使いながら、グイーンと真っ直ぐ切ります。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_1147-1024x768.jpeg)
綺麗に切れたら、次はサンディングです。
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サンダーをかけてみましたが、あまり綺麗にならないので、
ここでグラインダーを導入します。
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番手80のディスクペーパーを使って一気に磨きます。
あまり力をかけると素材をえぐってしまうので、あくまでソフトタッチです。
さすが、グラインダー。
毎分12000回転という超高速回転で、表面のくすんだ部分を一気に取り除いてくれました。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_1162-1024x768.jpeg)
ついでにグラインダーで面取りといって角を丸くする作業をしてみたら、
少々やりすぎてガタガタになってしまいました。
次の角からサンダー+80番手ペーパーで綺麗にできました。
あとは160番→320番と2種類のペーパーで全面を丁寧に磨いたら、塗装に進みます。
ビンテージワックスで塗装する
研磨が終わって、形が整ったら次は塗装です。
壁のウッドパネルを塗ったときのビンテージワックスのウォルナットを使います。
これがまた良い色を出すんです。
このビンテージワックスはステインのような液体ではなく、
ペースト状なので、ウェス、または綺麗な布きれを使って、塗り込んでいきます。
ムラにならないように均一に、木目にそって塗るようにしましょう。
できました!
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_1164-1-1024x768.jpeg)
ええ色や〜!一度塗りでこの深み。
グラインダーで削った後のサンディングをサボったせいで、
グラインダーの跡が少し残っていますが、初木工作品で自分用なのでそこは気にしない。
ビンテージワックスは良い色を出してくれるのでオススメです。
ワックスやステインには表面の保護機能がないので、
1日乾燥させたら、ニスを塗ります。
使用するのは水性つや消しクリアのウレタンニス。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_1890-1024x768.jpeg)
このニス、乾くのがとても速くて、塗りやすい。
ニスといえば思い浮かぶあのキツイ臭いもしない。
おまけに、非ハウスシックはもちろんのこと、食品衛生法にも適合するという
完璧さ。私はずっと愛用しています。
これは刷毛でちゃっちゃっと塗ります。
乾いたら、320番のペーパーで磨いたら完成です。
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![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_1213-1024x1024.jpeg)
完成&まとめ
というわけで鍋敷きが完成しました。
所帯じみた写真ですみません笑
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_1215-1024x768.jpeg)
もちろん、熱い鍋をおいても大丈夫。表面に一切変化なし。
おまけに抜群の撥水性を発揮します(これは予想外)
製作にかかった時間ですが、乾燥させる時間を除いたら、
作業自体は2時間もかかりませんでした。
私は電動工具の力を借りまくりましたが、全部手作業でも十分できます。
集成材は手ノコでも切れますし、不安ならホームセンターで集成材を買って、
そのままお店でカットしてもらうと簡単です。
鍋敷きくらいの大きさの集成材なら1000円もあれば買えます。
この鍋敷きなら、我が家の食卓を末永く彩ってくれることでしょう!
まな板にも使えそうな気すらしてきました。
鍋敷き作り、おすすめです。
ちゃんちゃん
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