【徹底解説】カナダでキャンプ場を利用する方法

「カナダでキャンプをしてみたいけど、どうしたらいいの?」

「旅行代を浮かしたいから、キャンプ場を活用してみたいけど、
どうしたらいいの?」

この記事はそんな方のために書いています。

私はカナダに7年半在住し、ガイドとして働きながら、
幅広くキャンプや旅をしてきました。

最長2ヶ月で15000kmをキャンプ泊ロードトリップしたこともあります。

カナダと言えば豊かな大自然!
その中でのキャンプは、町中のホテルに滞在するのとはまた違った感動があります。

キャンプ場を上手く活用できると、旅がより一層楽しくなります。

今回はベテランキャンパーの私が、
カナダのキャンプ場の利用方法を徹底解説します。

キャンプ用にレンタカーを手配しよう

まずこれです!

小型車で良いので、レンタカーをゲットしてください!

ほとんどのキャンプ場は車なしではアクセスできません。

中には公共交通機関や徒歩でアクセスできるキャンプ場もありますが、
どっちみち、カナダでは車がないと大したものは見られません

見どころが各地に散らばっているので車は必須です。

「海外で運転したことないし恐いなあ」という方へ。

日本で運転免許を取れるなら、カナダでの運転は楽勝です。
道が広くて真っ直ぐだから。

運転の9割はこんな道。これを運転できないなら、免許返納した方が良いレベル。

実は日本での運転は北米のどこよりもテクニカルなのです。

私が言うので間違いありません!

キャンプ道具の準備

日本で道具を持っているのなら、燃料以外はそのままカナダに持ち込んで、
燃料、食料、熊よけスプレーだけ現地調達すればOKです。

キャンピングチェアーとクーラーボックスも現地調達できると尚良し!

日本まで持って帰れないなら、旅の最後で現地の人やレンタカー会社にあげればOKです。

そもそも日本で道具を持っていないのなら、下記のようなレンタルもあります。

Hiking Gear Rentals in Whistler
We Rent Hiking and Camping Gear Whistler and Garibaldi Park
Rent-a-Tent Canada - Banff Vancouver Camping Gear Rentals
Explore Western Canada with Rent-a-Tent Canada: Top quality, comfortable, and affordable camping package rentals. Vancouver, Banff/Canmore locations.

キャンプ場の種類

一口にキャンプ場と言っても色々と種類があるので、
これは頭に入れておく必要があります。

公営キャンプ場

政府によって運営されているキャンプ場です。

1サイト1泊1000円~2000円で泊まれるのでリーズナブル。
サイト料金なので、1人でも6人でも値段は同じです。

私はもちろんのこと、多くの人が狙うのがこのキャンプ場。

厳密に言えば、市営、州営、国営とあるのですが、
ここでは一括りでいきます。

道路沿いにあるフロントカントリーのキャンプ場と、
道路沿いではないバックカントリーのキャンプ場があります。

フロントカントリーのキャンプ場

フロントカントリーとはロードサイドのキャンプ場です。

車で簡単にアクセスできるのがポイント。

近くに湖があるキャンプ場の場合、レイクサイドは特に人気があります。

バックカントリーキャンプ場

ロードサイドにはないキャンプ場、つまり大自然のど真ん中です。

バックカントリーキャンプ場には徒歩やシャトルバス等でアクセス可。
計画的なパッキングと準備が必要です。

バックカントリーキャンプ場は人気が高いので、数ヶ月以上前から予約が必要な場合があります。

こちらの記事で私が選ぶベスト4バックカントリーキャンプ場を紹介しています。

私営キャンプ場

営利目的なので、料金は少し高め。設備はピンきりです。

グーグルマップで ” Camp Ground”で調べて、Parks Canadaなどのお役所ウェブサイトではなく、
独自のウェブサイトが載っていたらまず私営キャンプ場です。

公営キャンプ場が最強なので、あまり出番はありません。

RVパーク

RV(Recrational Vehicle)、つまりキャンピングカー用の私営施設です。

キャンピングカー用の下水廃棄所、バッテリー充電、プロパンガスの補給施設などが整っています。

その分値段は1サイト4000円ほどと高い。
テント用のサイトは2000円ほどで利用可能。

公営キャンプ場が最強なので、こちらもあまり利用する機会はありません。

キャンピングカーやバスについてはこちらの記事にまとめました。

予約方法

カナディアン・ロッキーやウィスラーなどのエリアのキャンプ場は
人気が高いので、早期予約が必須です。

国立公園内のキャンプ場はParks Canada、州立公園のキャンプ場は
州のWebサイトからオンラインで予約できます。

夏季シーズンの予約受付が4月〜5月ごろから開始されるので、
早めに予約しましょう。

レイクオハラなどの超人気キャンプグランドは数分で埋まります笑

人気エリアでない場所で、特に平日なら、予約なしで朝いきなり行っても大丈夫です。

ただ、夜着だともうサイトが残っていない可能性あり。

予約をしていない場合、キャンプ場には早めに行きましょう。

チェックインの方法

有人の料金所がある場合

キャンプ場に着いたら、早速チェックインをしましょう。

予約を受け付けているようなキャンプ場は入口にゲート兼有人の料金所があるので、
そこでチェックインを済ませます。

割り当てられるテントサイトの場所を指示されるので、
あとはそこに行けばOKです。

無人のセルフレジストレーションの場合

予約を受け付けていないマイナーキャンプ場のほとんどがこのパターンです。

まず、自分の好きなサイトに車を停めたら、
入口にあるこうした無人登録所に行きます。

ここに封筒が置いてあるので、封筒にサイト番号、車のナンバー、
チェックイン・アウト日などを記入しお金を入れて、
封筒についている半券を切り離したら、併設してあるポストに投函します。

あとはその半券を自分のキャンプサイト入口にあるサインに取りつけたらチェックイン完了です。

通常はもっと小さな半券です。これは特殊なケース。

半券をサインにつけたら、あとは車でまた出かけてもOKです。

半券が既に付いている場所=もう誰かが先にいるという意味です。

キャンプサイトに車を停めたら、早めにチェックインするようにしましょう。

キャンプ場のルール

キャンプ場によってそれぞれルールがあります。

  • ゴミはちゃんと処分する
  • 焚き火をしたらきちんと消火する
  • 夜は静かにする
  • チェックイン・アウト時刻を守る
  • テント内に食べ物を入れない
  • 野生動物に餌をやらない etc

はい、基本的なことばかりです。

キャンプ場の入り口に絶対書いてあるので、きちんと確認しましょう。

キャンプ場の施設

全てのキャンプ場にトイレ(ほぼボットン便所)、
ピクニックテーブル、焚き火場があります。

これ以外は全てキャンプ場によります。

  • 水道や井戸(飲めないケース有り)
  • シャワー
  • 薪置場
  • 食料保管所(熊よけ防止のため)
  • ゴミ捨て場
  • 遊具
  • 温泉(激レア)
超有名なデナリ国立公園のキャンプ場はさすがに立派

どのキャンプ場になんの施設があるかは、
公園を管理しているParks Canada、BC Parks、Alberta Parksなどのウェブサイトで確認できます。

施設に応じた準備をしましょう。

キャンプ場を使うと節約できるのか

旅でキャンプ場を活用できると宿泊費の大幅な節約が可能です。

しかも、レンタカーで自力観光し、そして自炊までできると観光費と食費も大幅に浮きます。

以下、比較してみました。

2人でキャンプ場で1泊2日、4食自炊、2食外食、レンタカー2日間で自力観光の場合

(キャンプ場費用1サイト1500円)+(自炊費用700円×4食×2人分)+(外食費用3000円×2食×2人分)

+(レンタカー&ガソリン代20000円)

合計 39100円

2人でホテルで1泊2日、6食外食、現地ツアーに参加して観光

(ホテル一部屋15000円)+(外食費用3000円×6食×2人分)

+(現地ツアー費用20000円×2人分)

合計 91000円

いかがですか?

1泊2日で51900円の差です!

ホテルからキャンプにするだけでも大きな節約になりますが、
更に自炊や自力観光も加えると雲泥の差です。

カナダでは外食すると日本よりもずっとコストがかかります。
一方、キャンプ場で美味しくご飯を作れると安く済む上に、また違った楽しさもあります。

というわけで、カナダを格安で楽しみたいという方、
ちょっとワイルドな旅をしたい方にはキャンプは非常におすすめです。

まとめ

キャンプ場を活用できると旅が一気に楽しくなります。

キャンプに加え、釣りやハイキングなども加えるともっと楽しみが広がります。

ちなみに今回はカナダの例でしたが、アメリカのキャンプ場も事情はほとんど同じです。

キャンプ旅、おすすめです。

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