「床の間をフラットにして、部屋の高さと合わせたいなあ」
「床の間を撤去したら、地面が見えてしまったけど、どうしよう?」
この記事はそんな方のために書いています。
こんにちは。
築43年の中古住宅をDIYでリノベーションしているサクオ(@diy-reno1)です。
前回は床の間を取り除きました。
この段階では床下が完全に見えている状態です。
今回は撤去した床の間に床地を作り、
既存の床(畳下)との高さを揃えてフラットにします。
和室の床の間をフラットにする工事の見通し
これが前回の最後の状態。
そして、まず目指していくのがこの状態です↓
ここまでこれば、あとは構造板という分厚い板を切って上から貼るだけです。
床の間をフラットにするために必要な材料
- 45×45の角材: 構造板を支える根太として使います。
- 90×90の角材: 根太を下で支える大引として使います。
- 2mm〜3mmのベニヤ: 40mm四方くらいに切って、高さを調節するスペーサーとして使います。
- 掛けに使えそうな端材: ツーバイフォーや45mm×45mmの野縁材など
撤去した床の間に下地を作ってフラットにする
掛けを使って大引をつける
まずは大引の設置からです。
90mm×90mmの太い木材ですが、
最初の状態ではこの大きな木材を支えるものが下にないので、
最初に「掛け」を作ります。
余っている材料や解体した時に出た端材など、
適当な大きさに切って、基礎の横部分にビスで取り付けます。
下の写真の赤く囲ったところが「掛け」です↓
この上に大引を乗せて、120mmビスで固定します。
「掛け」の参考用に、45×45角材だとこんな感じです↓
赤い線がビスです
実際はこの上の木材が90mm角材になるだけです。
この「掛け」は天井下地など、いろいろと使うシーンがあるので、
覚えておいて損はありません。
根太ねだの設置
大引が設置できたら、次は45×45の角材を根太として取り付けます。
根太どうしの間隔は一尺(303mm)でOK。
根太を敷くときは、2~3mmのベニアをあらかじめ40mm四方くらいに切っておき、
これをスペーサーにして、根太の下に入れて水平をとります。
青丸がスペーサーです↓
水平はこまめにかつ複数の方向にとることが大事です。
隣の根太との水平の確認も忘れずに。後から直すのはとっても大変です。
水平が綺麗にとれたら、ビスでとめます。
完成した下地に構造板を乗せる
いよいよ、最後のパートです。
完成した下地に、構造板という12mmの分厚いベニア板を貼ります。
発泡スチロール板を敷いて、その上で構造板を切ります。
角の形も切りとります。
1枚のまま入れる予定でしたが、中央奥の窓下の小さな柱と
左右の柱と壁に阻まれてしまったので、やむなく3分割しました。
このとき、構造板の端が必ず根太の中央にくるようにすること!
構造板どうしも間には必ず1~2mmの隙間を作ること!
びっちり詰まっていると、床鳴りの原因になります!
完成!
なかなか不慣れな作業で、撤去から丸2日かかってしまいましたが、
床の間をフラットにできました。
床の間リフォームの続きはこちらです。
まだまだ不要箇所の撤去は続きます。
床の間の次には使わない押入れを撤去します。
つづく↓
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