「初心者だけど、おすすめのディスクグラインダーを知りたい」
「ディスクグラインダーって安いのと高いの何が違うの?」
この記事はそんな方のために書いています。
こんにちは。
築43年の中古住宅をDIYでセルフリノベーションしているサクオ(@diy-reno1)です。
今回は、高儀の変速ディスクグラインダーDGR-110SCAをレビューしながら、
ディスクグラインダーについて解説します。
私もDIYでのリノベーションで実際に4ヶ月ほど使ってきました。
実際の使用例を挙げながら、
高価格な製品と低価格な製品の違いにも触れます。
そもそもディスクグラインダーとは?
ディスクグラインダーとは高速で回転するディスクを備えた電動工具の1つです。
ディスクを市販のものと交換することで、
金属、モルタル、石材、ガラス、タイルなどの研磨、研削、切断を
こなすことができます。
この用途の広さ故に、DIYではインパクトドライバーと丸ノコの次に
揃えておきたい工具です。
不燃粗大ゴミをばらばらにして、不燃ゴミで出すという荒業も可能です。
スペック
こちらが高儀の変速ディスクグラインダーDGR-110SCA。
価格:5000円〜6000円
以下10行、細かいのでスキップ可
- 電圧:AC100V、周波数:50/60Hz、電流:5.3A、消費電力:500W
- 回転数:約5,500~11,000/分
- 本体サイズ:約長さ280×幅120×高さ100(mm)
- 質量:約1.7kg(付属品除く)
- コード長:約2.3m
- 定格時間30分
- 付属 鉄工用オフセット砥石サイズ:外径φ100×厚さ6×穴径φ15(mm)
- 最高回転数:13,500/分
- 粒度:36
- 最高周速度:71.7 m/s(4,300 m/min)
最高回転数が13,500回転/分というのはなかなかです。
他社製品と比べてもこの価格帯の中では一番です。
入門機として十分な性能を兼ね備えています。
付属品
こちらのディスクグラインダーの素晴らしいところは、
付属品の充実度です。
- 本体
- 補助ハンドル
- 砥石カバー
- 鉄工用オフセット砥石(金属研削用)
- ディスクスパナ
- 交換用カーボンブラシ
- ソフトパッド
- サンディングペーパーディスク(番手40&80、それぞれ5枚ずつ)
何が凄いかというと、ソフトパッドと
ソフトパッドに貼り付けて使えるサンディングペーパーディスクが
番手40と80でそれぞれ5枚ずつ合計10枚入っていること。
これ以外の付属品は他社製品にもだいたい含まれていますが、
このソフトパッドとペーパーが付属するのは高儀だけ。
箱を開けたらすぐに多用途で使えるというのが素晴らしい。
主な機能
付属の補助ハンドルは右と左で付け替え可能です。
補助ハンドルは安全のために絶対に付けるべし!
刃の部分を半分覆っているのは砥石カバー。
細かい破片などが使用者に飛んでこないようにするものです。
こちらも中央のビスを緩めることで、位置を調整可能です。
電源コードがあるお尻のところに、
トグル式の電源スイッチがあります。
電源を入れたら、自分で切るまで入りっぱなしです。
ちなみに、丸ノコのように、
使用が終わると同時に回転が止まるストッパーはありません。
本体中央部にはスピード調整用のダイヤルがあり、
8段階で回転数を5500~13500で調節できます。
分厚い素材や硬度がある素材では回転数を上げます。
負荷がかかり過ぎると、過負荷保護機能といって、
モーターを守るために自動的に低速運転になります。
電源を入れ直せば元に戻ります。
木材の研削
では実際に使っていきましょう。
まず、このソフトパッドを使ってみました。
このツーバイフォー材の角に当ててみます。
低速回転でも10秒かからずにこうなりました。
電動工具のサンダーなんかは表面をなめらかにするので、
研磨という言葉が正しいですが、グラインダーとペーパーディスクはもはや研削。
木材の形を変えたい時にはもってこいです。
軽天の切断
軽天というのは簡単に言うと薄い鉄。
金属の切断は付属品ではできないので、こちらの別売りディスクを使いました。
鉄、タイル、ブロッグ、塩ビ、ステンレスと何でも切れる切断砥石。
1枚あっても損しません。
こちらをグラインダーに取り付けて軽天をカット。
低速回転では刃の進みが遅かったので、
回転数を上げたらすっぱり切れました。
金属の切断には問題ありません。
こちらの軽天は薪ストーブの炉壁製作に使いました。
タイルの切断
続いて、タイルを切断します。
ディスクには別売りのダイヤモンドカッターというものを使いました。
切断するのは9mm厚の陶磁器タイル。
こちらもすっぱり切れました。
タイルの切断についてはこちらの記事にまとめました。
低価格な製品との差は?
この高儀のグラインダーが5000円〜6000円なのに対し、
3000円代のグラインダーも売られています。
この高儀のメリットは
- 高い回転数
- 変速機能付き
- ソフトパッドとディスクペーパー付き
- 過負荷保護機能付き
私は1mm単位で木を研削することがあるので、
低速回転ができるこちらの方が良かったです。
安い製品は10500回転で固定とかなので、
この辺は用途によってはちょっと使いづらい。
高価格な製品との差は?
ディスクグラインダーは高いものだと1万円オーバーのものがありますが、
その違いは何でしょうか?
簡単に言うと、
- パワー(出力)
- ハイエンド機はバッテリー式
- その他の補助機能
回転数は意外と変わりませんが、出力がかなり変わってきます。
例えばこちらのグラインダーは出力が記載されていませんが、
消費電力500Wから、出力は400Wくらいだと推測します。
一方でHikokiのハイエンド機には、
最大出力が1270Wというモンスター級のものもあります。
ハイエンド機はもっぱらプロ用なので、
フットワークを意識したバッテリー仕様になっていますね。
その他の補助機能としては、
- キックバックを感知&停止機能
- 電源を切った時に回転が止まるブレーキ機能
- 防塵&耐水機能 etc
などがあります。
DIYなら正直こちらの高儀の変速ディスクグラインダーで十分です。
まとめ
- 付属品が充実
- 低価格ながら充実したスペック
- 木材の研削、タイルカット、軽天の切断は可能
- 高価格のモデルには更に機能が充実だが、DIYには不要
高儀のDGR-110SCAはDIYで使うには十分な性能です。
私は今のところ、一度も不満に思ったことはありません。
重すぎず軽すぎないので、初心者の方にもおすすめの1台です。
保護メガネ、革手袋、防塵マスクも忘れないようにしましょう!
ちゃんちゃん
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