【絶対作るな】吹抜けの5つのデメリット

「吹抜けって興味あるけど、実際どうなの?」

「吹抜けってどんなデメリットがあるの?」

「吹抜けなしでも、開放感を演出するにはどうしたらいい?」

この記事はそんな方のために書いています。

こんにちは。

築43年の中古住宅をDIYでリノベーションしているサクオ(@diy-reno1)です。

高い天井に、開放感溢れる空間。
吹抜けってどこか憧れませんか?

「是非うちにも吹抜けを取り入れよう」という方へ。

ちょっと待ってください。

私はこれまで吹抜けのある家に、国内外で3回住んだことがあります。

そんな私の経験論としては、

「吹抜けは作らない方が良い」

というのが正直なところです。

というわけで、今回は吹抜けのデメリットについて解説します。

冬に寒い

まず、これです。
冬に寒い。

暖かい空気は上に行くので、
生活する下の空間に冷たい空気が溜まりやすくなります。

暖房を使っても部屋が暖まりにくいので、寒い上に光熱費もかさみます。

家そのものの断熱がしっかりされているという前提で、
大型のシーリングファンを付ければ、大分マシにはなります。

しかし、それでも吹抜けでない空間のほうが省エネですね。

ちなみに、吹抜けがあっても、悲しいことに夏は涼しくなりません。

掃除がしにくい

続いてのデメリットは掃除がしにくいこと。

家も最初はピカピカですが、
住んでいるとホコリや蜘蛛の巣もできてきます。

普通の部屋なら、簡単に綺麗にできますが、
吹抜けの上の空間となると、そう簡単にはいきません。

以前に、私が吹抜けのある家に住んでいた時は、
如意棒みたいに伸びるモップで掃除をしたことがありますが、
はっきり言ってやりにくい。

ピカピカにはできない上に首まで痛くなります。

結局、掃除が面倒なので吹抜け天井は放置。
せっかくの空間が見上げると汚れだらけに。

こんなのは吹抜けあるあるです。

メンテナンスが難しい

吹抜けでない空間なら、クロスの張替えや照明の交換など、
脚立さえあれば自分で簡単にできます。

しかし、吹抜けではそうはいきません。

脚立では危ないので、足場を組む必要があり、
作業自体も危険なので素人ではできません。

通常の部屋なら自分でできる作業を、
プロに足場を組んでやってもらう羽目になります。

結果、メンテナンスコストが跳ね上がります。

防音性が低い

吹抜けには防音性の問題もあります。

吹抜けのある空間の下の階でテレビを見ていたり、
音楽を聞いていたりすると、
その音は全て上の階の部屋に筒抜けになります。

これは、床面の防音がしっかりできるのに対して、
壁面の防音が弱くなってしまいやすいから。

上の階の部屋が、受験期の子供の部屋なんてなるともう大問題です。

テレビも迂闊に見られないレベルです。

「吹抜けがあると家族で一緒に過ごしている感じが増す」

みたいなセールストークをよく聞きますが、
吹抜けなしでも家族と一緒に過ごすことは十分できます。

上の階のスペースが減る

吹抜けを作るということは、
上の階のスペースを削るということです。

「吹抜けよりも、もう一部屋あった方が良かったな」

「上の階に収納スペースがもっと欲しい」

と私自身も思ったことが何度もあります。

吹抜けのメリット

ということで、デメリットを挙げたところで、
一応メリットも紹介します。

  • おしゃれ
  • 開放感がある
  • 光を取り入れることで部屋が明るくなる

正直、実際に私が住んで感じたメリットはこれくらいです。

私は吹抜けのある家から、吹抜けのない家に引っ越した際、

「吹抜けってまあなくても十分だな」

と正直思いました。

そもそも、吹抜けや天窓が必須なような暗い家や土地に住むべきではない

吹抜けなしでも、開放感を演出し、部屋を明るくする方法

吹抜けがあると開放感を演出でき、更に窓を配置することで
部屋を明るくすることができます。

しかし、吹抜けなしでも、これは実現可能です。
例えば以下のような方法があります。

  • 圧迫感のある大きな家具を置かない
  • 家具のデザインと色を合わせる
  • クロス、フローリング、家具を明るい色にする
  • 床面を見せる etc

簡単なポイントですが、
これを徹底するだけでも、部屋のごちゃごちゃがなくなり、
部屋がすっきりまとまって、広く感じられます。

しかも、これなら光熱費もメンテナンス費も安上がり。
防音性だってあります。

まとめ

結局のところ、住まいのデザインは個人の好みですが、

「どうしても吹抜けが欲しい!俺の子供の頃からの夢だったんだ。
吹抜けがない家なんて家じゃねえ!」

とまで思う人でないなら、
吹抜けはやめたほうが無難です。

「ただなんとなく」

なら絶対やめたほうがいい。

DIYでのリノベーションを計画していた時、
2階の床をぶち抜いて、吹き抜け化することを一瞬考えましたが、
やめておいて良かったです。

完成が近づいてきた我が家は、
吹抜けなしでも抜群の開放感です。

吹抜けをディスりまくる記事になってしまいましたが、
こちらの記事で触れているスキー場の吹抜けは素敵です。

ちゃんちゃん

コメント

Sponsored Links
タイトルとURLをコピーしました