「吹抜けって興味あるけど、実際どうなの?」
「吹抜けってどんなデメリットがあるの?」
「吹抜けなしでも、開放感を演出するにはどうしたらいい?」
この記事はそんな方のために書いています。
こんにちは。
築43年の中古住宅をDIYでリノベーションしているサクオ(@diy-reno1)です。
高い天井に、開放感溢れる空間。
吹抜けってどこか憧れませんか?
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/05/IMG_0093-768x1024.jpeg)
「是非うちにも吹抜けを取り入れよう」という方へ。
ちょっと待ってください。
私はこれまで吹抜けのある家に、国内外で3回住んだことがあります。
そんな私の経験論としては、
「吹抜けは作らない方が良い」
というのが正直なところです。
というわけで、今回は吹抜けのデメリットについて解説します。
冬に寒い
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/05/kuchikomi761_TP_V-1024x682.jpg)
まず、これです。
冬に寒い。
暖かい空気は上に行くので、
生活する下の空間に冷たい空気が溜まりやすくなります。
暖房を使っても部屋が暖まりにくいので、寒い上に光熱費もかさみます。
家そのものの断熱がしっかりされているという前提で、
大型のシーリングファンを付ければ、大分マシにはなります。
しかし、それでも吹抜けでない空間のほうが省エネですね。
ちなみに、吹抜けがあっても、悲しいことに夏は涼しくなりません。
掃除がしにくい
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/05/madofukiIMGL2271_TP_V-1024x648.jpg)
続いてのデメリットは掃除がしにくいこと。
家も最初はピカピカですが、
住んでいるとホコリや蜘蛛の巣もできてきます。
普通の部屋なら、簡単に綺麗にできますが、
吹抜けの上の空間となると、そう簡単にはいきません。
以前に、私が吹抜けのある家に住んでいた時は、
如意棒みたいに伸びるモップで掃除をしたことがありますが、
はっきり言ってやりにくい。
ピカピカにはできない上に首まで痛くなります。
結局、掃除が面倒なので吹抜け天井は放置。
せっかくの空間が見上げると汚れだらけに。
こんなのは吹抜けあるあるです。
メンテナンスが難しい
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/05/PAK150412400I9A0308_TP_V-1024x655.jpg)
吹抜けでない空間なら、クロスの張替えや照明の交換など、
脚立さえあれば自分で簡単にできます。
しかし、吹抜けではそうはいきません。
脚立では危ないので、足場を組む必要があり、
作業自体も危険なので素人ではできません。
通常の部屋なら自分でできる作業を、
プロに足場を組んでやってもらう羽目になります。
結果、メンテナンスコストが跳ね上がります。
防音性が低い
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/05/kuchikomi740_TP_V-1024x682.jpg)
吹抜けには防音性の問題もあります。
吹抜けのある空間の下の階でテレビを見ていたり、
音楽を聞いていたりすると、
その音は全て上の階の部屋に筒抜けになります。
これは、床面の防音がしっかりできるのに対して、
壁面の防音が弱くなってしまいやすいから。
上の階の部屋が、受験期の子供の部屋なんてなるともう大問題です。
テレビも迂闊に見られないレベルです。
「吹抜けがあると家族で一緒に過ごしている感じが増す」
みたいなセールストークをよく聞きますが、
吹抜けなしでも家族と一緒に過ごすことは十分できます。
上の階のスペースが減る
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/05/7W6A4068-1024x683.jpg)
吹抜けを作るということは、
上の階のスペースを削るということです。
「吹抜けよりも、もう一部屋あった方が良かったな」
「上の階に収納スペースがもっと欲しい」
と私自身も思ったことが何度もあります。
吹抜けのメリット
ということで、デメリットを挙げたところで、
一応メリットも紹介します。
- おしゃれ
- 開放感がある
- 光を取り入れることで部屋が明るくなる
正直、実際に私が住んで感じたメリットはこれくらいです。
私は吹抜けのある家から、吹抜けのない家に引っ越した際、
「吹抜けってまあなくても十分だな」
と正直思いました。
そもそも、吹抜けや天窓が必須なような暗い家や土地に住むべきではない
吹抜けなしでも、開放感を演出し、部屋を明るくする方法
吹抜けがあると開放感を演出でき、更に窓を配置することで
部屋を明るくすることができます。
しかし、吹抜けなしでも、これは実現可能です。
例えば以下のような方法があります。
- 圧迫感のある大きな家具を置かない
- 家具のデザインと色を合わせる
- クロス、フローリング、家具を明るい色にする
- 床面を見せる etc
簡単なポイントですが、
これを徹底するだけでも、部屋のごちゃごちゃがなくなり、
部屋がすっきりまとまって、広く感じられます。
しかも、これなら光熱費もメンテナンス費も安上がり。
防音性だってあります。
まとめ
結局のところ、住まいのデザインは個人の好みですが、
「どうしても吹抜けが欲しい!俺の子供の頃からの夢だったんだ。
吹抜けがない家なんて家じゃねえ!」
とまで思う人でないなら、
吹抜けはやめたほうが無難です。
「ただなんとなく」
なら絶対やめたほうがいい。
DIYでのリノベーションを計画していた時、
2階の床をぶち抜いて、吹き抜け化することを一瞬考えましたが、
やめておいて良かったです。
完成が近づいてきた我が家は、
吹抜けなしでも抜群の開放感です。
![](https://diy-renovation.net/wp-content/uploads/2020/05/7W6A3706-1024x683.jpg)
吹抜けをディスりまくる記事になってしまいましたが、
こちらの記事で触れているスキー場の吹抜けは素敵です。
ちゃんちゃん
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