【初心者向け】丸ノコを安全に使う方法

「そもそも、丸ノコって何なの?」

「丸ノコを使ってみたいけど、安全な使い方を知りたいなあ」

今回の記事はそんな方に向けて書いています。

丸ノコとは、チップソーと呼ばれる円状の刃を高速で回転させることで、
木材を切断できる工具です。

大量の木材を切らなければならない作業で、
毎回手で切っていたら大変な労力がかかります。とても効率的とは言えません。

そこで丸ノコがあれば、大量の木材もサクサク切っていけるわけです。

非常に便利でリノベーションになくてはならない工具です。
しかし、丸ノコは使い方を誤ると危険です。

今回は、プロの大工さんに直接丸ノコの使い方を教わり、
丸ノコを駆使して21帖分のリノベーションをした私が解説します。

今回は正しい使い方をまとめてみました。

本記事でも使っている私オススメの丸ノコについてはこちら。

丸ノコを安全に使うための準備

丸ノコを使う前の点検

  • 絶対に軍手を使わない

分厚い繊維やほつれが巻きこみの原因になります。
手にぴったりフィットする作業用グローブか素手で作業を行います。

  • きちんと安全カバーが機能するかの確認。

刃についている安全カバーがきちんと機能すれば、
丸ノコが木材を離れた瞬間に刃を覆ってくれます。必ず確認しましょう。

  • 調節用のつまみが全てきちんと締まっているかの確認

切っている最中に刃がずれたりすると危険です。

  • 刃が正しい向きでついているかの確認

丸ノコ本体と刃に記されている回転方向が一致することを確認します。
これが逆だったり、刃がしっかり固定されていないと危険です。

丸ノコの安全な構え方

丸ノコを安全に使うには、正しい姿勢で構えることが大切です。

右利きの人の場合は右手で丸ノコを持ちます。

この時、右足を後ろに少し下げて半身になるような姿勢をとります。

丸ノコ本体の左後ろに立つイメージです。
こうすればキックバックという丸ノコが跳ね返る現象が起きても、
身体に丸ノコが来ることはありません。

ダメな例↓

丸ノコの真後ろに立ってはいけません。
この状態でキックバックすると、丸ノコが身体の方向に跳ねるので危険です。

良い例↓

丸ノコの左後ろに立てています。これなら、丸ノコがキックバックして跳ね上がっても、
身体の方向には来ません。

ただし、上半身が丸ノコの上にかからないようにも注意が必要です。

あとは、右手を丸ノコのグリップに、左手をガイドや素材にあて、
グイーン!と切っていきます。

スコヤや曲尺をあてて、きちんと90度に切れていればOKです。

キックバックしない丸ノコの使い方

キックバックとは丸ノコが使用者側(後側)にガコンッ!と跳ねあがる現象です。

キックバックだけでは必ずしも危険ではないのですが、
安全カバーが作動しない、身体に刃が当たったなど、
他の要素と重なると事故につながるので、きちんと予防することが大切です。

キックバックを起こさないためには、以下の2点に気をつければ大丈夫です。

ガイドや定規を使って真っ直ぐ切る

丸ノコは曲線を切るようにはできていません。
切っている最中に線の歪みで刃がゆがむとキックバックします。真っ直ぐに切ることを心がけます。

以下の2つが私が使っている丸ノコガイドです。精度が高く、使いやすいのでおすすめです。

木材で刃を挟み込まないように切る

分かりにくいのでダメな例を写真にしてみました。
以下のように切ると、両サイドの木材が沈みながら刃を挟んでしまい、
これがキックバックを引き起こします。やってはいけない例です。

というわけで、以上の2点を気をつければ、キックバックは起こりません。

最初のうちは何回かキックバックしますが、これも慣れの問題です。

マニュアル車やバイクを運転すると、最初はエンストしても、
慣れてくるとエンストしませんよね?それと同じです。

丸ノコで木材を安全に切る方法

では、具体的にどうすれば、切った木材で刃を挟まないようにできるのか。

以下のようにすれば大丈夫です。

①発泡スチロールやスタイロフォームの上で切る。

これなら切った材料が落ちないのでキックバックしません。

②材料を段差から切り落とす

これも安全な方法です。最後で止めずに押し切り通すことがコツです。

いかがでしたか?

丸ノコはきちんと使えれば強力なツールになります。

安全第一、品質第二で今日も安全に作業していきましょう。

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