【無垢フローリング塗装】オスモ VS アウロ で比較

【無垢材塗装比較】オスモとアウロでオイル塗装剤を比較してみた

「無垢フローリングを塗装したいけど、何がいいの?」

「オスモってなんでそんなに良いの?」

この記事はそんな方のために書いています。

いよいよ、私のリノベーションも無垢フローリング貼りの完成が近づいてきました。

未塗装の無垢フローリングをオイルフィニッシュで塗装する。

無垢フローリング貼りについてはこちらにまとめてあります。

この無垢フローリングは未塗装品なので、
このままでは防水性や防汚性がありません。

水やコーヒーがこぼれたら、そのまま染みになります。

そこで、フローリングに防水性や防汚性を付加するために、
表面を塗装します。

そのためにはまず商品選定!

今回はフローリングの塗装で名の知れた
オスモとAURO(アウロ)を比較してみます。

フローリング塗装の種類

フローリングや家具等の無垢材の塗装には、
主にウレタン塗装とオイル塗装があります。

オイル塗装のメリット・デメリット

  • しっとりした木の質感
  • ウレタンに比べると濡れや汚れに弱い
  • 数年に1回の上塗りが必要
  • 経年変化が楽しめる
  • 自分で傷の修理ができる

ウレタン塗装のメリット・デメリット

  • 光沢がありツルツルした感じ
  • 濡れや汚れに強い
  • オイル塗装ほど木の質感はない
  • メンテナンスフリー
  • 塗装がはげると素人では修理しづらい

どちらも一長一短なので、個人の好みによって使い分けることになります。

メンテナンスしたくない人、気楽に使いたい人→ウレタン塗装

自分でメンテナンスできる人、無垢の質感を楽しみたい人→オイル塗装

ざっくりまとめるとこんな感じです。

今回の記事で比較するオスモとアウロはどちらもオイル塗装用の製品です。

オスモとは?

一般的によく言われるオスモとは、
ドイツのOSMO&EDEL社から発売されている塗料「オスモカラー」のことです。

https://osmo-edel.jp/product/osmocolor/reason/

天然の植物オイルと植物ベースのワックスを原料にしており、
有害な化学物質が全く含まれていないことで有名です。

プロで愛用している方も多く、
無垢材オイル仕上げの牙城と言っても差し支えないほどの支持を得ています。

さて、この性能はいかに?

アウロとは?

オスモと比べるとちょっと馴染みのないものですが、
アウロオイルも一定の支持を得ているオイル塗料です。

こちらもドイツのAURO社で作られています。

自然塗料&オイル、ワックス AURO (アウロ) | 公式サイト
AURO(アウロ)は自然塗料の先駆け。塗料、ワックス、洗剤等、全ての製品を100%天然原料で唯一造るドイツの自然塗料メーカーです。

100%天然素材、契約した農家で管理栽培され、
農薬無使用という徹底ぶり。

これなら、アレルギー体質の方やお子様でも、
安心して使うことができますね。

【比較】オスモ VS アウロ

オスモを塗ってみた

オスモと言っても様々なラインナップがあります。

今回、検証に使用するのはオスモカラー#3062 フロアークリアーつや消し。

オスモカラーの3062、フロアークリアーを試し塗りします。

黄色みがかかった乳白色?のような感じで、
伸びがよく塗りやすい。

臭いもそこまで気になりません。

フローリングの端材に塗ってみます。

左からオーク、メープル、クリです。

マニュアル通りに2度塗りしてみました。

オスモカラーの3062、フロアークリアーを無垢フローリングに試し塗りします。

水で濡らしたような色になりました。

アウロオイルを塗ってみた

AUROからサンプルを取り寄せることができたので、
こちらも試し塗りしてみました。

AUROオイルで無垢フローリングに塗装します。

No.125、128、129の3種類を塗り並べました。

伸びの良さ、臭いに多少の違いはあれど、
仕上がりに差はほとんど感じられなかったので、
ここでは同列で扱います。

こちらはちょっとクリーム状。
表面を拭き取る必要があります。

オスモと比べるとちょっとオレンジ/黄色味がかかった色合いです。

AUROのNo.125、128、129の3種類を無垢フローリングに塗り並べました。

オスモとアウロを比較

というわけで、それぞれのオイルを塗った端材を並べてみました。

【比較】オスモとAUROを無垢材に塗り比べてみました。

オスモは濡れ色なのに対し、
AUROは少しオレンジ色がかかったような色合いになっています。

特にクリでは色の違いが顕著に出ています。

クリの無垢材(フローリング)に、AUROとオスモを塗ってみました。
防水性と防汚性で大きな差がでました。

色合いだけで言ったら、アウロの方が個人的には好きですね。

防水性

色合いが分かったので、次は防水性をテストします。

やり方は簡単。

水をたらして20分ほど放置してから拭き取って、
水の跡の有無を観察します。

まずはオスモ。

オスモカラーの3062は防水性と防汚性もばっちり!
クリアーなので、水で濡れたような色になりました。

未塗装部分には水滴の跡が残っていますが、
オスモを塗った部分は完璧に水を弾いており、跡も一切残っていません。

素晴らしい!

続いてアウロです。

AUROオイルを塗った無垢材の防水性撥水性をテストしてみました。
AUROオイルはオスモほどの防水性はなさそうです。
水滴の跡がバッチリ残りました。水回りには使えなさそうですね。

水の跡がばっちり残りました。

防水性という意味ではオスモに軍配が上がりますね。

ちなみに、無垢+オイル仕上げの良いところは、
こうした汚れもサンディング+再塗装で直せることです。

アウロには別売りの撥水ワックスがあるので、
それを更に上塗りすればまた違った結果になったかもしれません。

オスモとアウロのコスト比較

オスモの#3062つや消しクリアーと、
アウロの#128のツーインワンオイルワックスの
コストを比較してみます。

どちらも0.75L缶が出ているので、これを基準に計算します。

オスモ:724円/平米(2度塗り)

アウロ:392円/平米(1度塗り)

オスモは二度塗り仕様なのに対し、アウロは一度塗り仕様。

単純な比較は難しいですが、これを両方とも二度塗りにすると、

オスモ:724円/平米

アウロ:784円/平米

ということになりますね。

マニュアル通りに塗るなら、アウロがほぼ半額。

二度塗りするなら、オスモの方が割安ということになりますね。

たた、アウロを二度塗りしたところで、
オスモの防水性・防汚性を得られるとは正直思えません。

まとめ

  • 無垢材の塗装にはウレタン塗装とオイル塗装がある
  • オイルとウレタンはそれぞれ一長一短
  • オイル塗装ではドイツのオスモとAUROは有名
  • オスモは防水性に優れる
  • アウロはオレンジがかかった色で、徹底した自然原料を使用

以上を踏まえて、私はオスモを採用します。

今回の比較で、プロがオスモを勧める理由が分かりました。

オスモは表面に保護膜のようなものを形成し、防水性と防汚性を発揮しながらも、
無垢材の調湿作用と質感を維持できます。

これはアウロにはない機能です。

アウロの色合いと、徹底された自然素材も好きですが、

オスモは、アウロほどではないにしても、非常に高いレベルで自然素材を使っていますし、やはり防水性・防汚性の高さは決め手ですね。

では、実際にオスモオイルで無垢フローリングを塗装していく様子はこちらの記事からどうぞ!

乞うご期待!

ちゃんちゃん

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