「薪ストーブを設置したいけど、床大丈夫かなあ」
「床ってどうやって補強したら良いのかなあ」
「薪ストーブじゃないけど、重いもの入れるから、床を補強したい」
この記事はそんな方に向けて書いています。
「家に薪ストーブって憧れるなあ」
って思ったことありませんか?
実は私もその口で、カナダに住んでいた時に
薪ストーブのある家に住んでいたこともあり、
いつかは自分の家に薪ストーブを導入すると心に決めていました。
ゆらゆらと揺れる火に目をあて、
薪のはじける音に耳をすませば心からリラックスできます。
DIYでリノベーションをしているうちに、とうとうその機会が到来したので、
いよいよ薪ストーブ導入の準備をします。
今回の記事では、薪ストーブを導入するにあたって
最初に必要な床補強について解説します。
そもそも、床補強は必要なのか。
薪ストーブと言えば巨大な鋳鉄の塊。
小型のものでも本体だけで100kg、レンガや煙突に薪等も合わせたら
もっと重くなります。
私の友人で200kg前後のアップライトピアノを古民家の和室に導入した方がいます。
床が抜けたわけではないのですが、既に床が少し沈んでいます。
薪ストーブは火を使うので、床補強は念入りにやっておきたいところです。
私の場合、薪ストーブコーナーを作るにあたって、
和室隅の押入れコーナーを使うので、今回はここを徹底的に補強します。
元押入れの床を撤去する
私が薪ストーブを導入する場所がこちら。
案の定、作業中に左の部分を踏み抜きました笑
押入れは表に見えない以上、結構安い作りになっているらしく、
表面の板もペラペラのベニヤ板。
古い家の押入れの床を踏み抜くというのは結構あるあるなことのようです。
このまま補強なしで薪ストーブをおいていたらと思うと恐ろしい。
根太というベニヤを支えていた木材を取り除いたら撤去作業は完了。
本作業は既存フローリングの撤去作業と平行して行っています。
薪ストーブ用の床補強に必要なもの
必要なもの
- ツーバイフォー材
- 30mm×40mmの野縁材
- 鋼製束
- モンキーレンチ
- ビス適量
全てホームセンターで手に入ります。
鋼製束ってちょっと馴染みがない素材ですが、こういう物です。
軸の真ん中をレンチでくるくる回すと上下に開いて、
地面から全体を支えてくれます。
住宅やウッドデッキの土台によく使われるものです。
最近の住宅では、鋼製束に加えて、樹脂製のプラ束と呼ばれるものも土台に使われています。
床を木材と鋼製束で補強する
基本的な手順はこちらの記事とほとんど同じです。
いきなりですが、ほぼ完成形がこちら。
掛けを土台の部分に打ち、その掛けの上に鋼製束を取りつけたツーバイフォー材を
画面の方向で設置します。ツーバイフォーを写真手前側の根太数本ともビス付します。
ツーバイフォーは必ず鋼製束をビス付してから設置しましょう。
これを忘れると後で床下にもぐる必要があります。
設置できたら、レンチで鋼製束を締め上げます。
鋼製束と地面の間にコンクリートを挟んだ方が良いとアドバイス頂いたので、
私はこの後床下に潜る羽目になりました。笑
数が分からなかったので、この1帖ほどの床だけで10個の鋼製束を設置。
これだけあればさすがに大丈夫でしょう!
次にツーバイフォーと垂直に野縁材を設置し、
その間にスタイロフォームを入れて断熱。
あとは12mm構造板で隣の床と高さを揃えたら完成です。
まとめ
これだけ補強しておくと、いざ重いものを入れても安心度が違います。
私は床を剥がして下地の構造から組み直しました。
既存の床を維持したまま補強するには、床下に潜る必要がありますが、
基本は鋼製束でいけるはずです。
いよいよ次回はこの上の枠組みを作っていきます。
つづく
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