こんにちは。
DIYマンこと、サクオ(@diy-reno1)です。
今回は、家具の脚や金具でよく使われるアイアンを自作します。
くろ〜いザラザラしたあれです。よくあるものだとこんな感じ。
「えっ?DIYでできるの?」と思われる方も多いかと思います。
それもそのはず。
DIYではまず無理です。
鉄の角パイプをカットする工具、溶接機、塗装ブース、工業用オーブンが必要です。
はい、一般家庭にあるはずがありません。
実は話すと長くなるのですが、上記の設備が全て使える状況?になったので、今回はこうしたプロ仕様の設備を使っていきます。
最終的にはこのアイアンを使って、自分にぴったりの高さのPCワークデスクを作ります。既製品の脚にはぴったりの寸法のものがないので、今回は自作することにしました。
以前、TVボードを自作したときに使った脚は既製品でした。
その時についての記事はこちら!
アイアン自作の準備
アイアンを作るのに必要な材料は鉄パイプです。
丸パイプでも角パイプでもOKです。必要な寸法に合わせてズバズバ切り刻みます。
こんないかついカッターを使わなくてもディスクグラインダーでいけます。
カットできたら、後に天板と釘で接着できるよう、一部のパーツにあらかじめ穴を開けておきます。
穴開けには、フライス盤を使用しています。大きめのドリルでゴリゴリ切削します。
こちらも一般家庭にはまずありませんよね。
ここまでできたら、カットした材料を溶接で接合。
溶接すると材料が歪むので、こうした治具とクランプでガッチガチに固定します。
簡単な形状なのに、意外と手間がかかりますね。
溶接&組み立て
いよいよ溶接です。
初めて溶接を学んでやってみたのですが、いや〜溶接は難しい!奥が深い!なかなか綺麗にできません。
点をぽつぽつ打つようなイメージで接合していきます。ロウ付けとは異なり、5mmくらいの溶接でもかなり強度が出ますね。
できました。ちゃんと立つではありませんか!(当たり前)
溶接の跡をサンダーで削って平らにならします。
粉体塗装では、細かい凹凸が消えてしまうので、これくらいの仕上げで問題ありません。
脱脂&粉体塗装
さて、いよいよ塗装に入っていきます。
足付けといって、100番くらいのペーパーで全体的に傷をつけます。これをやらないと粉体塗装の塗料がしっかり定着しません。
シンナーで拭いて脱脂したら、ブースに吊り下げます。
カックいい鉄砲みたいなガンを使って、パウダーを吹き付けます。
ポフーっ!ポフーっ!と全く聞いたことがない音を出しながら、パウダーをつけていきます。エアブラシやスプレーガンのシューッ!っていう感じとはまた異なりますね。
影になっている部分には塗料がつきにくいので、このあたりは念入りに。なるべく厚みにばらつきができないよう均一に塗っていきます。
パウダーが落ちないように運んで、オーブンに入れます。
180度で4時間ほど加熱。
それにしてもこのオーブンでかい!ピザ何枚焼けるんだろう。
完成
ででーん!できました!デスクの脚!
我ながらカッコいい!買ったやつみたい!!
というか既製品と同じ作り方をしているので、お店のものみたいになるのはある意味当然ですね。あははは。
まとめると、普通に面倒で手間ばっかりなので、よほどのこだわりがあるか、ド変態でない限り下記のような既製品がリーズナブルでオススメです。
自分でやったからこそ分かりますが、この価格は妥当どころか安すぎるくらいですね。
次回は、今回製作した脚を使っていよいよデスクを作っていきます。
ちゃんちゃん
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